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日本版リメイクは大倉忠義×広瀬アリス
関ジャニの大倉くんが主役の『知ってるワイフ』。
実はこのドラマ、韓国版のリメイクなのだ。
以前にコチラ↓の記事では、韓国映画をリメイクした日本ドラマ「ミッドナイトランナー」を紹介させていただいた。
ちょっと調べてみると、日韓間のリメイクドラマは、想像していたよりずっと多いことに気がついた。えっ、あのドラマの元ネタは韓国ドラマ?と驚くことも。もちろんその逆もあり(「リーガルハイ」、「最高の離婚」などなど)。
韓国ドラマにあんまり詳しくないわたしだけど、Amazonプライムのおススメで出てきて、面白そうだな~と何となく見始めて、そのままハマってしまったのがこのオリジナル韓国版『知ってるワイフ』。
だから、今さら、主役のチソンとハン・ジミンの魅力を語るの?と思われる方もいるかもしれないが、ご勘弁を~。でも、ドラマの中の二人、本当にステキだな✨。
日本のリメイク版、韓国版のこのハイクオリティに追い付けるかな 😎 。
タイムスリップで二人の運命が変わる!?
銀行員として働くジュヒョク(チソン)は、結婚5年目になる妻ウジン(ハン・ジミン)と子供2人の4人暮らし。職場では上司に罵倒され、顧客にも悩まされる日々を過ごしていた、
そんなある日、ジュヒョクは高速道路で見慣れない料金所を発見。車が暴走し、気がつくと大学時代にタイムスリップしてしまう。
そして目覚めたジュヒョクのそばにいたのは、妻となった大学のマドンナ、財閥の一人娘のヘウォンだった。
現実と異なる世界に幸せいっぱいに過ごしていたジュヒョクだが、ある日、キャリアウーマンとなったウジンが銀行の同僚として現れる。てきぱきと働くウジンの姿に惹かれていくジュヒョクは・・・。
ジュヒョクは、謎の男との出会いを通じて、結婚前の学生時代にタイムスリップし、-大学生時代の家庭教師の生徒ウジンと、チャンスを逃して結ばれなかった憧れの女性ヘウォン-、2人の女性との結婚生活を体験する。
こういうSFっぽい荒唐無稽な筋立てなのだけど、なぜだか段々と主役の2人と、もう一人の妻に感情移入してしまう。どちらとの結婚生活も、丁寧でリアルに描かれているせいかな。
最初は、チソンとハン・ジミンのちょっとやりすぎに思えるオーバーな演技が気になった。さすがに当時30代中盤のハン・ジミンの女子高生姿と、アラフォーのチソンの大学生姿は無理があるのでは 😥 。全16回のうち始めの数回は、こうした部分が気になったり、ジュヒョクの勝手さにイライラしたりするかもしれないけど、ここは我慢!
あるときは鬼嫁、あるときは初々しい恋する新妻、あるときは母親を介護するしっかり者のキャリアウーマンと、さまざまな姿を演じるハン・ジミンの演技力に引き込まれ、ジュヒョクだけでなく、わたしまで彼女の魅力にやられてしまった。ともかくカワイイよ!
もちろん、チソンの清潔感あふれるイケメンぶりと、ダメ男を演じつつちょくちょく見せる可愛らしさも◎。
ホテルグループの御曹司を演じている『秘密』も見てみようかな(Amazonプライムビデオで視聴可)。
「知ってるワイフ」の見どころはココ
共働き夫婦あるある
「専業主婦」という存在が、ほぼ消えつつある日本(韓国も?)。保育園に子供二人を預けて、夫婦共働きしている生活の中で起きるできごとは、バタバタどころかまさに惨事 👿 。
子供がいないわたしたちでさえ、お互いに仕事が忙しいときは、かなりギスギスした雰囲気になっていたから、子供が二人もいれば心身ともに追い込まれるのは分かるな。一つ一つのすれ違いが積もり積もって、夫婦の溝を深めていく。
お小遣いをためて内緒で買ったゲーム機がウジンに見つかって、お風呂に投げ込まれるシーンが超リアル 😯 。
一方で、セレブの婿として優雅な生活を送ることができれば幸せになるのかというと、そうとはかぎらず、また違う苦しみを味わうわけで。
ただ、そうした葛藤が、単に暗くシリアスに描かれるだけでなく、後半に向けて恋人として、家族として、二人の絆が深まっていくハートウォーミングなラブストーリーだから、安心してみられるよ!
脇役全員光ってる!
そして、このドラマの良さは、主役二人だけでなく、脇を固める家族や友人や同僚たちの存在だ。
社内恋愛ばかりで公私混同いいの?と思わないでもないが、ミドル世代の上司や、初々しい新米社員の恋の駆け引きが、何ともいいスパイス。こんな銀行なら勤めてみたいかも(笑)。
中でも一番わたしが大好きなのが、ウジンの母親。タイムスリップ前後で、認知症の母親と、バリバリの営業レディの母親の二役をみごとにこなした演技力にも脱帽だが、容姿もキャラクターも、ものすごく魅力的なのだ。日本の女優さんにはあまりいないタイプだ。
人生をやり直すなら
ネタバレになるので、人生をやり直すことになったジュヒョク、ウジン、ヘウォンが、どういった選択をするのかはここでは言わないでおく。
現実には、人は人生を2回生きることはできない。間違ったと思っても、過去を変えることはできず、未来の幸せを手に入れるには、今の自分の考えと行動を変えるしかない。その当たり前の現実があるから、この非現実的な設定が生きてくる。
ありきたりな感想になってしまうけれど、お互いを思いやることの大切さと、日常の小さな幸せのありがたさをかみしめられるドラマだった。
たいていの場合、自分だけが大変じゃないからね。
わたしも出会った頃のことをたまには思い出して、オトンを大切にしなきゃ。
日本版キャストを考えてみた
最後におまけとして。
上でも書いたように、日本のリメイク版の主役は、関ジャニの大倉くんと広瀬アリスちゃん。
どちらも個人的には好感を持っている俳優&女優さんだけど、先入観がついてしまったせいか、どうもイメージとは違う...。「知ってるワイフ」のリメイク版の主役としてわたしがおススメするのは--
玉木宏&戸田恵梨香
でいかがでしょう? ケチのつけようのない正統派イケメンでありながらも、ちょっと不器用であか抜けない堅物も演じられる玉木宏と、はじけるような笑顔がまぶしく、女子高生姿もたぶん違和感がない戸田恵梨香なら、ぴったりなはず。
大倉くんと広瀬アリスのファンの方、ごめんなさい。