このところ、自宅を高く売る 😎 ための努力について書いているが、それもこれも次に住む家を買うための資金作りのため...。
そもそも不動産業界は門外漢だから、「初めて聞いたよ!」ことだらけで、毎日がお勉強。そのうえ、購入と売却をほぼ同時並行で進めるハードモード! でも、売り主と買い主の両方の立場に立つことで、両者の戦略が理解できるようになってきた。これってけっこうなメリットだ。
まさに、高く売りたい!と、安く買いたい!のせめぎ合い 😎 。
でも、売り手側としては、買い手側のココが気になる~という目線を活かせるな。
Contents
物件を売るには「見た目」の印象が大事です
実際に見たいと思わせるには
美しいお見合い写真を撮りましょう
購入の候補に挙げた物件もいくつか内覧し、決定までにはまだ時間がかかりそうだけど、少しずつは前進中。
物件探しは婚活と似ているっていう記事を書いたけど、写真の印象が良くも悪くも大きく左右するのはまさにその通りね。
実際に会いたいと思ってもらうには、「見た目」が大事!
物件選びで最初に気なるのは当然ながらスペック。わたしたちも最初は、駅からの距離、立地、広さ、築年数などの条件に合うスペックのものから探し始めた。ちなみに、中古の場合、間取りは意外に安価に変えられる(例えば、3LDK→2LDK、2LDK→3LDKなど)のであまりこだわらず。
とはいえ、ネットの不動産サイトを覗いてみて、スペック以上に目に飛び込んでくるのは画像だ。やっぱり画像がステキ!と目を引くものであれば、「ちょっと古いけど、実際に内覧に行ってみようかなぁ…」という気になる。
わが家は決して築古ではないが、当然新築や築数年の築浅物件と比べて、それなりに劣化している。いまさら年齢を詐称するわけにはいかないが、年齢よりもずいぶん綺麗だなという若見えを目指したい。
ありのままの自然な自分を気に入っていただくことは大事だけれど、相手の興味を引くように、キラキラ✨と魅力を放つ「お見合い写真」を撮ることはやっぱり効果があるのだ。
T氏(わが家を担当してくれている不動産業者、前の記事でもお伝えしたように、中堅ベテランの熱血漢タイプ 😉 の営業マン)によると、写真の枚数は多ければ多いほど◎。「小出しにして好奇心をあおった方がよくないですか?」と尋ねたところ、それも出し方によってはアリだが、やっぱり写真はたくさん出すに越したことはないという。
ということで、告知に先立って、不動産会社のHP、各種不動産サイト、近隣にまくチラシなどに載せる写真作りに大急ぎで取りかかった。
けれども、わたしたちのように年末にあたって一刻も早く宣伝を始めたいと思う場合、インターネット上の写真等は後からいつでも追加/置き換え可能なので、必ずしも最初から完璧に用意する必要はない。
いやいや、写真を撮る前に準備することがあるでしょう、ダイエットとか 🙄 、洋服を買うとか。
そのあたりの努力と、業者さんのサービスについてはまた別記事にするね。
不動産のデジタル化がすごい!
不動産の価値を高めるために、各不動産会社は、売り主のためにさまざまなサービスを提供してくれる。
*通常、このようなサービスは、専任媒介契約を結んだ場合で各種条件(広さや査定価格など)を満たした場合に限られる。
「専任媒介契約」についてはコチラ↓で。
ほとんどの大手不動産仲介会社は、写真に関しては次に紹介するようなサービスを展開している。
わが家は、実はどのサービスも利用しなかったんだよね。
ただ、利用した方がいい物件も確かにありそうな気がするな。
業者も営利企業だから、物件が売れて仲介料が得られるまではタダ働き。つまり、無料ですべてのサービスを受けられるわけでないので、たくさんのサービスの中から、効果があるものを厳選したい。
特にわが家は二人とも自由に動けるので、自分たちでできるところは自分でやってみることにした(セコ)。
プロカメラマンの撮影
わたしが自分で撮影してもいいのだが、そんなに写真が得意ではない 😥 。
T氏に聞くと、プロカメラマンを呼んできてもそこまでの違いは出ないらしい。むしろ、ステレオタイプの構図やアングルになりやすいから、現場経験が多い自分の方がうまいとのこと(笑)。一眼レフを使うまでもなく、スマホカメラで十分OK、ということでお任せすることにした。
多くのサイトの物件写真は、実物よりも広く見せたり、粗を飛ばしたりするテクニックを駆使しているためか、実際に内覧したときに、想像よりも狭く、古びていてがっかりすることが多い。これはプロに頼んだ弊害の1つかもしれない。
T君が撮ってくれた写真、めっちゃキレイだけど、広さは実物に近いし、他も割とリアル。
ちょっと盛れてるくらいがGOODかも👍。
お見合いでも、写真と違う!というのはかなりのマイナスポイント。魅力的だけど、実物とかけ離れてはいないというラインを目指したいとこ。
居住中のお片付け(ホームアレンジメント)
と言っても、家族が多くて、すっきり片付いたお部屋の写真が撮れない!という悩みを持つ方の方が多いかも。
そういうときは、お片付けのプロがやってきて、片付けの手伝いをしてくれたり、収納や断捨離の相談に乗ってくれたりするサービスがある。
室内の写真を載せていない物件の大半は、売り主が日頃の「生活感」を見せたくないせいだろう。本当は購入してもそのまま住むわけではないので、雑然としていても問題はないのだが、買い主の内覧時の第一印象が悪くなってしまうのは否めない。
お片付け大事!
わたしたちも、いつ内覧に来られてもいいように、大がかりな断捨離を実行し、(自分評価で)モデルルームレベルを保つように心がけている。特にキッチンはごちゃごちゃしがちなので、調味料なども含めすべて見えないところに収納しておくことにした。雑貨やちょっとしたインテリアグッズも個人の趣味に左右されるので、極力控えめにした。
家が片付いて住みやすくなったから、売却できなくてもいいかも 😎 。
3Dバーチャルルーム(ホームステージング)
このお片付けすら面倒 🙁 という方々には、実はもっと便利なサービスがある。
生活感を出したくないという以外にも、プライバシーを公開したくないという場合は、画像上の処理でお部屋を空っぽにして、そこに3D家具を配置することができるのだ。そのうえ、完成した部屋は、VR(バーチャルリアリティ)の形で360度、動画でも見ることができるのだ。もちろん、これは居住中でない空き室にも適用できる。
クオリティの高い家具やインテリアをプロが選ぶからセンスもバッチリ。買う側もイメージが湧いていいかもね。
しかし、不動産業界も進化してるんだ!
そのうち、自宅にいたままで物件の中を自由に歩くことだってできるようになりそうね。
さらに、物件の査定価格によっては、「コーディネータが家具&小物をセレクト」→「ハウスクリーニング」→「家具&小物の搬入+写真撮影」→「HPにアップ」~内覧+成約~「家具&小物の撤収」という至れり尽くせりのプレミアムサービスも受けられる。
わが家の売りは・・・
結局、わが家は上でも言ったように、写真関係のサービスは導入せず、営業マンのアドバイスを受けて、自分たちで工夫してみた。
お掃除と片付けに数日間を費やした他に、わたしたちがこの物件の最大のアピールポイントを活かすことを考えた。それが何かと言うと、
眺望!
住み替えを考えるうえで、利便性や広さ以上にわたしたちがこだわっているのは「眺望」、つまり「見晴らしのよさ」である。眺望が良い物件というのは、探してみると意外に少ないことが分かる。
リビングルームから外を眺めて、目の前にビルや施設など何もさえぎるものがなく、眺める先も単なる住宅やマンション等のビル群だけでなく、自然の借景も存在するという立地は、方角の問題もあるので、タワーマンションでも限られる。しかも、角部屋でなければ、眺望が隣室に邪魔されて狭くなる。
そして、今現在は眺望が良くても、将来に眺望をさえぎる建物が建つリスクを極力避けたい。
今住んでいる部屋は、その条件をほぼ満たしている。
そのため、バルコニーからの眺めは、お天気の良い昼間の風景と、ライトアップされた夜景とをたくさん撮影し、チラシにもドン!と載せることにした。
僕らのような眺望派も、少数派だけどきっといると思うんだけどな。
われわれのような一家が、この写真に食いついてくれないものかな 😎 。
自宅売却/購入体験記、まだまだ続く・・・。