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おかんおかん

しかし、半世紀も生きているといろんなことがあるな。

社会的にはバブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショック、東北震災、そして今回のコロナ。

個人的にも10年ごとに大きな変化があった気がする。

 

 

 

何が起きるか本当にわからないことをまさに実感する日々。

 

春の陽気が嬉しいゴールデンウィーク、蓼科方面にさわやかな旅を企画していたけれど、COVID-19のために当然ながら中止。仕事のスケジュールをあわてて組みなおすのもどうかと、処々の理由から、とりあえずは2週間程度の休業とした。

 

翻訳者はテレワークはお手の物だろうと、大きな影響を受けないと誤解されがちだが、翻訳などにかける外注費はいの一番にコストカットの対象になりやすく、今後は翻訳業の収入大幅ダウンも十分に覚悟している。なぜか、リーマンショック時も今回も、前年の収益が好調だったせいで落差が大きくなった。リーマン時は確か数百万のダウンだった。

 

ただし、ありがたいことに、このたび、政府が史上初めて、事業者向けの現金給付、「持続化給付金」を給付することが決まった。

 

昨年度年間売上からの減少分を上限として、法人は200万円、個人事業主(開業届を出していなくても可)は100万円が、申請から2週間程度で振り込まれます。

 

詳しくはコチラ↓で。

 

 

 

 

もちろん全く影響を受けない、トップクラスの実力を持った翻訳者であれば、こんな給付金には目もくれず、じゃんじゃん稼いでいただきたい。周りの翻訳者さんたちは、依頼量に変わりはなく、むしろ増えたという声も聞く。

 

しかしながら、常にギリギリで生き残っている私の場合は、この4月の休業で早速申請させていただこうと思う。まさかと思うが対象期間が短縮されては困るので(笑)、早めに税理士さんと話し合って申請書類の準備に入りたい。個人事業主の方々も、確定申告書類などの準備をしておけばどうだろう。

 

今回、はからずも思わぬ恩恵にあずかったが、翻訳業を事業と考えて早めに法人化したことで、個人事業主のときよりも、当初計画していた50代のセミリタイアへの道を加速させることができた。

 

これからは翻訳業専業というよりも、複業の1つとして翻訳に携わる人がぐっと増えるだろう。(資本規模とは関係なく)広く多角的に事業展開していくうえで、ある程度の勝算が見えたら、さっさと起業するのは個人的におススメだ。使える経費の幅も広がるし、様々な節税対策もとれる。何よりたとえ小さな一人社長(or家族経営)であっても、一つの業種にこだわらず、自分がやりたいことをコストの面からも真剣に考え、そのアドバイスももらえる立場に立てる。

 

いずれにせよ、何かを始めるのは早ければ早いほどいい。2~3年で畳んでしまっては、長期投資と同じでリターンを得ることができない。逆に言うと、早いうち、もしくは稼げるうちに始めておかないと、仮に失敗した場合にやり直しがきかなくなる。失敗が許されるのは若さの特権だ。

 

現状から、翻訳を副業にしたいという相談がときおり舞い込む。「隣の芝生は青く見える」で、肉体的にも楽で稼ぎやすいようにみえるらしい。

 

「今が一番若い」という言葉で励ますのは簡単で、その言葉が勇気を与えるのは確かだが、ビジネスに限っては、アラフィフくらいから新しい何かを始めて軌道に乗せることは、もちろん不可能ではないにせよ、ものすごく難しい。

 

たとえば50代で今まで気づいていなかった才能が芽吹いて、稼げるようになることもないではないけれど、たいていの場合、実は会社員時代に十分に実力を身につけていた、または趣味として極めていたという背景がある。ライバルを一気に追い抜くだけの心身ともに馬力と気力があるのは、せいぜいアラフォーが限界ではないかと個人的に思う。

 

と、偉そうに言ってはみたものの、私が副業で始めたネットビジネスも一筋縄ではいかない。投資も今は我慢のとき。COVID-19でコンセプトの転換も柔軟に行っていかなければならない。そのうえ、50代はコロナウィルスにしてもリスクの高い高年齢者に含まれる年代で、決して無理をして免疫力を下げるわけにはいかない。

 

年齢的には登り方を考えるよりも、うまい下り方を選びたい。できるだけ、ゆるやかに、楽しく、心穏やかに、ノンストレスで怪我をしないように。

 

私はさておき、夫は30代~40代とものすごい努力をして、50歳でサラリーマンに終わりを告げることができたが、それでもまだ二人でやれることがあったと振り返ることがある。この休業期間中に、アフターコロナの生き方についてもう少し深堀りしてみたい。

 

200万円の有効な使い道も考えねばー捕らぬ狸の皮算用w。

 

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