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資格って多いよな~

仲良しの美容師さん(正確には見習いさん?)、美容師免許を取るために一生懸命勉強中。主婦業をこなしながら、通信講座とスクーリングで数年かけるらしい。美容師になるには、美容師国家試験に合格して、厚生労働大臣発行の美容師免許を取得しなければ仕事をすることはできない。最初のハードルだ。

偶然にも、行きつけのネイルサロンのオーナーが、ネイル検定1級の合格に向け猛勉強中。ネイルの仕事を何年も続けていて、お店まで出している彼女だが、スクールに通い、お店の仕事が終えた後も何時間も練習し続けなければ受からないという。ものすごく合格率の低い検定なのだそうだ。

でも、これは美容師免許とは違って、仕事をするのに必須ではない。どうして、そこまで時間と労力をかけて取るの、「箔付け?」と聞いたところ、それだけではないという。お客様にネイルを施す基本のワークに加えて、レッスンやスクール業にも進出する将来の場合に備えてとのこと。ネイリストも翻訳者も「10年後に消えている職業」としてよく挙げられる仲間。今後の翻訳者の最大のライバルは人工知能だろうし、ネイリストも素人セルフネイリストの増加と自動機械の開発に対抗していかなければならないだろう。

たとえば、パティシエなら「食品衛生責任者資格」などは必須だ。他にもパティシエ関係とすれば、「パティシエ検定」や、一般社団法人日本スイーツ協会が主催する「スイーツコンシェルジュ検定」などが出てくる。でも、ケーキを買うとき、「パティシエ検定持ってますか?」と思うだろうか。レストランがパティシエを雇うとき、資格を気にするのだろうか。美味しい♫と感動するスイーツを作り出せることが、パティシエの価値だと思う。

翻訳者のための検定/資格

さて、翻訳に関係する資格ってどんなものがあるだろう。今回は英検などの英語の資格は省略する。ちなみに私は、大学時代にダブルスクールで英語を勉強して、卒業後数年の間に「英検1級」と「TOEIC約900点」を一応取得した。だが、それはスクールで攻略テクニックを教わり、短期間の猛勉強の勢いで得た、はるか昔の結果に過ぎない。今、トライしたら惨憺たる結果になりそうだ。そのため、資格欄には記入していない。

主要な翻訳関連の検定は以下の5つ。

1.JTF ほんやく検定

2.翻訳実務検定TQE

3. JTA公認 翻訳専門職資格試験

4. ビジネス英語翻訳士

5. 知的財産翻訳検定

 

各検定の詳しい内容はリンク先をご覧になっていただきたい。

実はこの5つの資格も1つも持ち合わせていない。エージェントやクライアントに直接聞いたわけではないので、断言は難しいが、個人的に確信している。「資格がないから(注*)」という理由で仕事を受けられなかったことはないと思う。トライアルやアイミツに負けたのは、価格面もあるが、何よりも実力不足であったことだ。逆に「資格があるから」ということで仕事が舞い込んでくる単純な業界ではないことだけは明らかだ。

*「理系学部の修士課程以上」という条件で断られたことはある。

資格コレクタになってない?

誤解なきよう。資格なんて必要ない、というつもりはない。上に挙げたネイリスト嬢も言っているように、そもそも検定を主宰している協会と同様に、資格ホルダーも、自分のビジネスを横展開し、そこから収入を得ていくために、資格を活用することができる。そして、もちろん合格を目標として勉強のモチベーションを保つことができる。ただ、資格で高得点を取り、合格することのみに注力して、「実践」でなく「勉強」が主体になってしまう落とし穴に陥っている人も多い。本当に勉強すべき内容は、実践、実際の仕事の中からしか生まれてこない。テキストの英文(日本文)は所詮テキストで、勝負はそこからだ。

ただ、検定を受けなくても、勉強のソースとしてはとても有効。

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問題集

1.「翻訳検定」の問題解説集でも、5.の「知的財産翻訳検定」でも過去問題と解答が公開あるいは販売されている。そこから、たとえば、特定非営利活動法人(NPO)日本知的財産翻訳協会(NIPTA)が考える「目安」が理解できる。

また、上では挙げなかったが、「工業英検」の

を購入してもよい。テクニカルライティングの勉強に、私にはとても役立った。

こちらもお勧め。

大学受験ではないので、合格不合格にこだわる必要はない。それと同等のテクニックと、エッセンスとを身につけるだけでもよいのではないか。そして、一歩進んで、模範解答よりもさらに適切と思われる自分なりの解答を提案することが、実は大切ではないだろうか。

翻訳者になるのに学歴って必要なのかな

もあわせてどうぞ。

 

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