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B級映画だからこそピッタリ

 

ステイホームの時間が増えて、家で映画やドラマを見る機会もますます増えてきた。

 

でも、映画館のように集中して観るわけじゃなくて、お酒を飲んだり、おやつをつまんだりしながら、気軽に楽しむのが、お家シアターの良さだよね。

 

そんなとき、わたしがよく選ぶのは、明るいラブコメか、逆に単純なサスペンス。社会問題をシリアスに扱ったり、暗い複雑な人間関係を描いたりした映画もいいけれど、リラックスしたいときは避けたいかも 😕 。

 

おかんおかん

苦手な人は絶対NGなスプラッターホラーも、実は大好物 😎 。

今回は、気楽に見られて、途中で席を立っても(笑)ストーリーについていけそうな、知られざるB級サスペンスを、Amazonプライムビデオの中から3つ選んでみたよ。

 

B級サスペンスといえども、3作品とも、ラストまで飽きずに楽しませて(怖がらせて)くれて、爽快感すら残る掘り出し物だった。

 

ネタバレなしです!

 

あなたの退屈な夜長におススメ!

「キリング・ビューティー 」-まさに火サス

ロサンゼルスで美容サロンを経営するアヤ。

ある日、店の前ですれ違った少女が数時間も同じ場所にいることが気になり声をかける。

タリンと名乗る少女は、遠距離恋愛をしていた彼氏を驚かすつもりでニューヨークから仕事をやめてやってくるも、連絡がつかないという。

不憫に思ったアヤは、彼女を食事に誘い、部屋を提供するが...。

 

この映画は、実はアメリカの有料テレビ局「ライフタイム」が製作したテレビ番組らしい。ライフタイムは、2016年1月現在で、アメリカでは9380万もの世帯で契約されている。

 

このテレビ局は、女性を対象とした番組や女性が主演を務める番組制作が特徴だという。2018年には、ハリー王子とメーガン・マークルのラブストーリーをテーマにした『Harry & Meghan: The Royal Love Stoty』が放送されている。

 

おかんおかん

わたしが昔好きだった(笑)「火曜サスペンス劇場」みたいなノリなのかな。

そう言えば、2時間ドラマって最近減ったな~。

 

まさに「女性を対象とした」の触れ込み通り、出演者はほぼ女性ばかりだ。2時間内(1時間37分)に話をまとめなくてはいけないため、「これはないわ!」という強引な演出に、ストーリー展開もいささかありきたりだ。

 

と言ってはみたものの、個人的にはかなり楽しめた 😎 。なんせサロンのオーナーのアヤが豊満な美女で、「あどけない殺人者」である主演のタリンちゃんがとても可愛く目の保養♡。レビューでは演技力のつたなさが指摘されているけれど、年上の女性に庇護されそうな可憐な容姿の中に、下品ないやらしさや底意地の悪さが表情から垣間みえるところはなかなかの演技力なのでは?

 

そして、舞台となるアヤの自宅のインテリアが洗練されていて参考になる。二人が次々に着替えるファッションも飽きさせない。日本人のセンスとは少し異なるかもしれないが、華やかな色使いと鮮やかな画面作りが、なんともアメリカらしく、1時間半があっという間に過ぎた。

 

ツッコミどころはあるものの、オチもまずまずの秀作サスペンス。

「ドント・ハングアップ」-迷惑系Youtuberに天誅を

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モズリーとブレイディはいたずら電話で人をだまし、その様子をSNSに流して反応を楽しんでいる。

いつものように知らない番号に電話してある男につながるが、こちらの意図にのってこず、二人はすぐに電話を切る。

すると、今度は家の電話が突然鳴り出す。その電話は先ほどの男からの折り返しだった。

 

タイトルはそのものずばり「Don’t hang up(電話を切らないで)」。何度切ろうとしても、トゥルルル・・・ トゥルルル・・・ と電話の音が鳴り響く 😯 。嫌ぁぁ。

 

2021年現在も、迷惑系Youtuberが後を絶たない昨今、時代をうまく切り取ったサスペンスだ。今はまだ、たとえば、墓場で卒塔婆をふりまわすようなモラルを欠いたイタズラで、見る人々を不快にさせるくらいですんでいるが、この映画のように、人の生死にかかわる大変な事態を引き起こすこともいずれは起こるのでは...?

 

イタ電を楽しんでいた少年たちがぼこぼこにやられる、勧善懲悪のハッピーエンドと言えないこともない。ただ、周りを巻き込んでネチネチと続く復讐劇は、いささかやりすぎ!と思える部分もあって、暴力シーンが苦手な人はどうかな。

 

SNSを通じて自己承認欲求を満たそうとする若者たちへの注意喚起をホラーテイストで描いた映画、最近増えているような。

 

真面目にSNSの問題を扱った映画に関してはコチラ↓で。

 

「サプライズ」-次はお前だ!

 

始まりは、二階の寝室。一匹目はヒツジ。二匹目はキツネ。三匹目はトラ。家に誰かが入ってきたらしい...。

両親の結婚35周年を祝うために集まった10人の家族。

そこに突如として現れるアニマルマスク集団。逃げ場のない密室で、次々と襲われていく10人。

 

この作品の原題は「You’re Next!(次はお前だ!)」。「サプライズ」よりも原題の方がインパクトがあって、内容をよく表しているように思う。

 

おかんおかん

動物の被り物と言えば、スティーブン・キングの「ペット・セメタリー(2019年リメイク版)」を思い出す~。

そのせいか、アニマルマスクだけでブルブルっとくるのだ 😯 。

 

「ペット・セメタリー」は、怖くて、美しくて、切なくて、やっぱり怖いスティーブン・キングの超名作ホラー。

 

できれば小説版を先に読んで、じわじわくる怖さを味わってほしい。ただ、映画も、特に1989版が◎。1989年版も2019年版もAmazonプライムビデオで視聴可(有料)。

 

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さて、「サプライズ」に話を戻すと、「ペット・セメタリー」の陰惨で美しいホラーとは別物だ(笑)。

 

サスペンスというよりは、ややスプラッターホラーに近く、ともかく人がバンバン死んでいく。痛いのは苦手!という方はご遠慮願いたいが、「ソウ」などと比べれば随分ライト。

 

そして、いろんな箇所で鳴り響く、ドワイト・トゥイリーの「Looking for the magic♪」のリフレインが耳について離れない~。

 

 

何より、見どころはヒロインのエリン。彼女のバイオニックジェミー並みのカッコ良さのせいで、他の男性たちの印象がまるで薄くなってしまった。こんな素敵な彼女の恋人がなぜあんな・・・。

 

「犯人は誰?」--これは多くの人の想定内だったかもしれないが(わたしは別の展開を予想)、そういう謎解きはおいといて、エンタメとして十分に楽しめた。

 

おかんおかん

今回紹介した3作品、知ってる俳優が一人も出てこない~。

でも、登場人物に妙な色がついていないことが、B級映画の醍醐味なのかもね。