舞台全般大好き。昨年からはタカラヅカデビューして、さらにお金を使う範囲が拡がった。苦しいけれど、楽しい散財。
宝塚のずっと前から歌舞伎は好きで、周りの友達もときどきお誘いしてるけど、敷居が高いのか、劇団四季のミュージカルみたいにすぐにノってもらえないのが淋しいところ。
話についていけるかなぁ、難しいんじゃない?
チケット代も高そうな気がするけど・・・。
そういう彼女たちも、訪日ミュージシャンのコンサートやライブには結構行っている。
その点、歌舞伎は日本語だから、日本人のわたしたちには普通に理解できる。予習しておけばもっと分かりやすく、劇場のイヤホンガイドを借りるのもオススメ。そもそも歌舞伎は高尚な芸術ではなく、庶民の娯楽だったのだ。話の内容がわかるに越したことはないが、音楽と、衣装と、身のこなしと、すべてが合わさった迫力ある舞台がすべてを圧倒する。難しく考えずに、ただ楽しめばいい。
けれども、意外と最大のハードルは、チケットの取り方が分からないことかもしれない。
昔の歌舞伎のチケットは、休憩してお食事する「お茶屋さん」が販売も取り仕切っていて、お茶屋さんを介してチケットを手に入れていた。それも今は大きく変わってきた。基本的なチケットの取り方を簡単に紹介したい。
歌舞伎のチケットっていくらなの?
さて、チケットの取り方を説明する前に、チケットの価格が気になるはず。代表的な歌舞伎座の座席を見てみよう。
このような座席の種類によって料金が設定されている。公演によって、価格も変動するけど、平均的にはこのくらい。
1等席 | 18,000円 |
2等席 | 14,000円 |
3階A席 | 6,000円 |
3階B席 | 4,000円 |
1階桟敷席 | 20,000円 |
高いという印象が強い歌舞伎だけど、席によっては5倍の差があって、4000円なら無理すれば払えない額ではない。
しかも、映画や一般的なお芝居などよりもずっと長い時間楽しめるからコスパ的にはお得だったりする。劇場の3階席は意外と近く、ある意味「バルコニー席」のような味わいもあり3階席ファンは多い。
チケットの購入方法
歌舞伎は「松竹」がほぼ独占的に、「歌舞伎座」、「新橋演舞場」、「大阪松竹座」、「京都南座」、他各地の劇場で興行している。まずは松竹を通して直接購入するのが簡単。
詳細な公演情報(内容/日程/見所など)の詳細は別のサイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」でチェックしてみてね。
ただし、歌舞伎の興行は通常は月初が初日で、チケットの発売日は前月の12日(ネットと電話の場合)、窓口では14日。
ネットから
略して「チケ松(ちけまつ)」サイト。こちらにログイン(無料会員登録が必要)して購入することができる。空席をその場で調べて座席を選ぶことが可能。チケットは郵送やコンビニで引き取ることもできるけど、手数料がかかるので、劇場窓口近くの機械で引き換えてもらうのがお得。
電話で
劇場窓口やオンライン予約と同じ条件で、電話でもチケットを予約できる。ただし、予約には有効期限があるので注意(劇場窓口7日間、セブンイレブン4日間)。
*まだ一般発売が始まっていない公演の前売りを購入するには、他のエンタメなどと同様、有料会員になる必要がある。歌舞伎の場合は「松竹歌舞伎会」。松竹歌舞伎会は少し複雑なシステムなのでまた別の機会に。
ヤフオク
チケ松から入手できなかったり、どうしても良席が手に入れたかったりする場合は、ご存じ「ヤフオク」などのオークションサイトを利用する。
人気のある役者だと一般発売前に売り切れってことも当然ある。海老蔵見たい~というときはお世話になることも。
おけぴ
「おけぴ空席救済サービス」は 演劇やミュージカル、コンサート等に行けなくなった人と行きたい人をつなぐ 定価以下限定の無料の個人間譲渡交換掲示板。「譲ってくれてありがとう」、「引き受けてくれてありがとう」がコンセプト。
後援会
特定の役者の後援会に入るようになったら、もはやあなたも歌舞伎通。後援会に入ると、歌舞伎会の会員よりもさらに早く「いい席」が手に入れられることも。
お気に入りの役者ができれば、HPなどを検索して、後援会に入るとチケットがずっと取りやすくなる。応援するのがメインなのでお安くはならないけどね。
ときどき講演会に入っている友達からお誘いを受けたりもするけど、わたし自身はまだ後援会未加入。いろんな役者を広く応援したいかな。
みなさんもぜひぜひ一度、歌舞伎の劇場に足を運んでほしいな。
きっとドはまりする人も出てきそう。
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