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「嫁ブロック」&「旦那ブロック」って何?
最近、よく「嫁ブロック」って言葉を聞く。
どうも、既婚男性が妻に転職や独立を反対、阻止(ブロック)されることを指すみたい。
某国民的グループ「S●AP」の中心メンバーのすったもんだもこの嫁ブロックが関係しているという噂も?
その逆が「旦那ブロック」。
働きたいけれど「俺(子供、親)の面倒、誰がみるの」、「そんな仕事、恥ずかしいからするな」などと妻が夫に働くことを止められるケースがあるとのこと。
45歳リストラが横行するこの時代、「共働き」はもはや主流というか必須になりそうな勢いで、副業も常識化しそう。
そんな中、嫁ブロック、旦那ブロックは死語になるのだろうか?
嫁(旦那)ブロックはなぜ起こる?
嫁ブロックのパターン
最大の原因は子供の存在だろう。だんなさんが
「会社辞めたいんだけど・・・」
っていったとき、
「いやいや、子供どうすんの!これから教育費もかかるのに!」
というのがまず1番に出てくる言葉じゃないだろうか。実際に、私が「旦那会社辞めたのよ」と打ち明けたとき、たいていの友達は、
「せめて子供が大学を卒業するまでは、我が家はむりだわ」
という意見が多かった。
私は何よりも自分の「自由」が大事なんだけど、自分たちの夢や希望はさておいて、子供たちの将来を一番に考えるという親心が、逆にうらやましくもあった。
自分よりも大切に思う対象があるのは、想像するだけでもすごいことだ。
実際にはお金はなくても、勉強したいという強い意志があれば、大学に入る道はあるし、学歴にこだわらなくても食っていく道はいろいろある。逆に、学歴にとらわれ過ぎて、それが足を引っ張り行き辛くなるケースも少なくない。
それでも、できる限りの教育を施し、いい服を着せ、良質な物を食べさせ、豊かな環境を与えてあげたいという気持ちは想像できる。
旦那ブロックのパターン
夫が家にいる生活も随分慣れてきた、それと共に、世のだんなさんが嫁ブロックする気持ちが少し分かった。
掃除、洗濯、料理だけじゃなく、種々雑多な家事も引き受けてくれている。夫はお金関係のプロだったから、税理士に決算書類を持っていく前に必要書類をそろえたり、書類を作成したりの事務作業を手伝ってくれた。お金の管理は奥さんがという家庭は多いはずだ。
働くと言い出されたら困るわ・・・という気もわいてきた。
家でワンコとニコニコ楽しげにやっている様子を見ると、この環境を守るために、わたしが先頭に立って頑張ろうという気が生まれてくる。
旦那ブロックは、自己中な言い分でもあるが、家族を守りたいという愛情もそこにはあるのではないかと思う次第。
嫁ブロックすれば旦那ブロックされる
わが家の場合で言えば、子供のように何よりも守りたいものがないということは、言い換えれば、捨てられないものがないこと。
夫が会社辞めたとして、失うものは固定収入だ。まあ目先のことを考えればイタいと言えばイタい。
でも、マンションを抵当に入れたり、何億も株やFXですってしまうほどの大失敗をしない限り、「死ぬこと以外はかすり傷」。
夫婦は合わせ鏡。
嫁ブロックするならば、旦那ブロックされることに抵抗はできない。相手を縛る縄で自分が縛られる。「自由」を奪われるのは「お金」を奪われるよりも、おそらくもっと苦痛だ。
ブロックはどこにでもある
-金を持てば、失いたくなくて守りに入る
-親が生きていれば、心配はかけたくない
-世間様からは、一流企業の旦那様を持つ奥様とみられたい
いろいろな見えない鎖が、自由に動くことをブロックする。若くて柔軟だった心も、年齢とともに固くなっている。
親ブロック、世間ブロック、嫁ブロック、旦那ブロックよりも何よりも、強くて、外れにくいのは
「自分ブロック」
なのかも。