あれ、片方ない~(涙)
ピアス好き、きっと多いはず。ネックレスや指輪は、まあふつうだけど、持っているピアスの数はけっこう多いかも。
耳は2つ。分かってはいるが、靴フェチと同じ。
そのせいで、今まで泣いた経験は数知れず。買い物に出かけて帰ってみたら片方ない・・・。
よくあるのがスポーツジムでのこと。走った後、ヨガの後、レッスンの後、今の今まであったのに片方が消えている。そして不思議なことに出てこない。
一番悔しかったのが、一粒ダイヤ、シャワーの排水口にあっという間に消えていった。
誰もがそんな経験が1度くらいはあるんじゃないかな。自分で買ったときも辛いけど、折角のプレゼントだともっと辛い。
ピアス革命!?
そんなときに出会ったのが「ピアス落とさない宣言」で有名なクリスメラ社のピアスキャッチ。
キャッチにしては決して安い値段ではないけれど、私は何個もリピート買い。半永久とはいえ、何年かすると少し効きが甘くなるような気がして買い換えている。
これを買って以来、どんな場所にもピアスを付けていくのが気が楽になった。しょっちゅう耳をいじるのは、見ていて気持ちのよい癖ではないし、自分も気がはるから。これを付け始めて以来、ピアスを落とした回数はゼロ回。ピアスのポスト(棒)はものによって0.7~0.9mmと異なるが、このキャッチは0.9~1.1mmに対応。まずほとんどのピアスで利用できる。
もちろん全色(シルバー/イエロ-ゴールド/ピンクゴールド)揃えている。アクセサリーがシルバーやプラチナ系のときはシルバーが良いが、ゴールド系のときはピンクが大人の肌には肌馴染みがよいように思える。
シルバー・・・最高級プラチナによるコーティング。ニッケル未使用
イエロー・・・最高級24K(不純物ゼロの純金)コーティング。いんっける未使用
ピンク・・・ピンクゴールドのコーティング。ニッケル未使用。
そして、素材は「サージカルステンレス」(手術器具や、体内に埋めこむ器具に使われる素材)なのでアレルギーを起こしにくい。シルバーにちょっと弱い私でも平気。
デメリットとしては、やっぱり、いくら小さくても、キャッチの存在は少々目立つ。ピアス穴を耳たぶのかなり下に空けている人はさらに気になるかも。只、じっくり背面や側面から見れば、であるので、気にならないという人は気にならないかと。
そして、爪を長めにしている場合、つまみを押さえるのが慣れるまでちょっと難しい。つけはずしのときは広い場所で行うこと。私は、寝室のベッドの下に何度ももぐりこませて、取るのに苦労した。
アイデアで世界を変える
クリスメラ社の代表取締役は女性の方。普段自分が困っていることを、発明で形にして大ヒット商品にまで実現するのは起業家の鏡。
ものすごく精密な加工が必要なので、精密工場を見つけて契約を結ぶにも苦労しただろう。ちなみに一個一個手作業である。
菊永 英里/
株式会社クリスメラ 代表取締役
1981年生まれ。幼少期を海外で過ごす。キャリアと子育てを両立するためには起業しかないと16歳より起業を志し、銀行員の父に事業計画書を9年間出し続ける。2003年ITベンチャー企業に入社。営業、役員秘書、 新規事業立ち上げに従事。24歳で開発を開始した「外れにくいピアスキャッチ」で2006年に特許を出願。2007年株式会社Chrysmelaを設立。
この気持ち、よく分かる。
24歳当時、彼からもらったピアスをなくして怒られた時に、「私が悪いのではなく、外れてしまうピアスキャッチが悪い」
と思ったことがきっかけでロック式ピアスキャッチの図面を描き始めました。私が当時欲しかったのは、「ピアスキャッチ」ではなく、好きなピアスを安心してつけられる自由でした。
そしてそれは、ロック式ピアスキャッチの発明ということで実現しました。
ご参考までに、2006-173364号で特許出願済。職業柄、すぐにチェックしたくなる。シャーペンの構造からヒントを得たという。
【発明の名称】ピアスなど装身具の止め具
FASTENER OF ORNAMENT SUCH AS PIERCED EARRING
【要約】
【目的】外形を異にする複数種のピンに適用でき、ピアスなどのような詳細図の物に適用でき、かつ製造コストがかかりすぎないようにした装身具の止め具を提供することである。
To provide a fastener of an ornament, which can be applied to a plurality kinds of pins having different outside diameters and to small ornaments such as pierced earrings, and which can be manufactured inexpensively.
中身はこんなふうになっているのね。