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翻訳者とアフィリエイターの2足のわらじ
夫が会社をアーリーリタイアしてから約1年。
着実に我が家の生活も変化中。
ブログアフィリエイトを中心にネットビジネスに引き続きトライ中!
アフィカスと揶揄されがちだけど、たくさんの人がいいサイトを作ろうと汗をかいているよ。
プライベートでの友達にさほど変化はないけれど、ビジネスの勉強仲間は増えつつある。
歳を取ると、頭の中も硬直化しがち。机上での学習には限界があるので、リアルな学びの場にも体力と相談しつつ出かけ、そこで学んだことをアウトプットしていければいいな。
収益は暗い3桁時を乗り越えて、4桁に突入し、その後、4桁後半を安定的に継続できるようになった。もちろん、収入と胸を張って言えるのは5桁からだと思うのでへこたれずに頑張っていきたい。
と同時に、そちらに費やす作業と勉強、情報と人脈を得るために出かけるセミナーや懇親会などのために、翻訳業にかける時間は大幅に減って、2018年度の収入は大幅減(涙)となった。
でも、人はジャンプアップする前に、ひざを曲げて飛び上がる準備をするもの。
「夜明け前が一番暗い」っていうものね。
と相変わらず能天気に考えている。
ネットビジネスを始めた理由
「翻訳業」と一言で言っても、個人や分野、環境、嗜好などに応じて様々な形態をとる。
ただ、多くは翻訳エージェントに応募し、登録して、そこを経由して仕事をいただくケースだろう。自分でクライアントに営業をかける必要がないので、広告、営業、経理、アフターフォローなどの手間を最小限に抑えることができる。そのため、翻訳者、特に副業翻訳者にとっては、エージェントの存在がありがたいし、時には必須である。
わたしの場合も、翻訳会社からのお仕事が多くを占めていた(今は直受けを優先)。←こちらは2020年度は方向転換し、エージェント中心に移行中。
1.空間的&時間的自由度が高い
翻訳者の仕事場は、PC一つあればどこでも仕事ができるという「ノマドスタイル」を想像するかもしれない。
でも、意外と翻訳者の仕事部屋は、必要な物であふれている。わたしはトリプルモニターだが、辞書や参考資料を見ながら作業を進めるために、ダブルモニターや大型モニターなどの大画面を利用することが一般的だ。それに加えて、プリンターやスキャナー、書籍、その他効率を高めるためのキーボードおよび各種ツールなどが周りを占める。
複数の場所に同じ環境を用意して、働く場所を自由に行き来することも可能だけど、完全な「ノマドスタイル」かというとちょっと違う。
その点、ネットビジネス(あまりにもスタイルが幅広過ぎて説明しきれないが一応ひとくくりに)で出会う人々の仕事のスタイルはもっと自由度が高い。パソコンを使用せずに、Iphone、Ipad、タブレット等を駆使して、ほぼどんな場所でも身軽に仕事に取り組める。
今は電車に乗っているとき、人待ちしているとき、カフェでぼうっとしているとき、はてはベッドで寝転んでいるときでも、隙間時間を見つけて、仕事を進めることができる。翻訳の実際的な作業仕事の場合は、何よりも集中度を大事にしていたので、こうした仕事の仕方はできなかった。だからとても新鮮。
そして、最も縛られてしまうのが「納期」の存在。「締め切り」に追われることが大きなストレスになりかねない。フリーランスならば代わりをしてくれる人がいないので、病気や突発的な事態でも基本的には締め切りを落とせない縛りがある。
これが「半自由業」としばしば言われるゆえんだ。
これからはますます自由度を高めていきたい。
2.仕事の内容に縛られない
自分で得意な翻訳分野を開拓していき、それを営業に生かしていくことも可能だし、とても大事。
だが、エージェント(クライアント)からの仕事を受注する以上、ふつうは翻訳する対象を自分で選べない。自分が考えだしたり、思いついたりしたオリジナルな内容を埋め込むことができない。それはライターの仕事だ。自らの意見やコンセプトを発信したいという気持ちは多くの翻訳者が抱える葛藤の1つだろう。
キャッチコピーやライティングの仕事は、翻訳の仕事とオーバーラップする部分ももちろんあるが、前者の仕事は想像力を生かす可能性がより広がる。
そして、今まで生きてきた半世紀!という長い人生経験を活用することができる。
3.仕事を資産化できる
印税式の出版翻訳者などでない限り、エージェントを経由する(経由しなくても)たいていの仕事は買い切りとなる。つまり、納品して成果物が自分の手を離れて、原稿料をいただけば、それで仕事は一応一区切りつく。
一方で、多くのネットビジネスは、自分で書いた言葉、自分が作り上げた映像、自分の描いた画像や写真--自分が発信するマテリアル(素材)は自分自身のものであり、しかも繰り返し半永久的に価値を生み出す「資産」となる。
今やっている作業や努力は、ほぼ何も生み出さないゴミみたいなものかもしれないし、はたまた未来に価値を生じる金の卵かもしれない。この一種の賭けもなかなか楽しい。
翻訳作業は、他人が思うよりも体力を使う力技の部分も大きい。もちろん分野にもよるが、相当な量とスピードが要求される。いくらテクニックが身につき、ツールが進化し、知識が増えたとしても、20代や30代のときのエネルギーを凌駕するには至らない。知識やテクニックが勝っていても、アラフォー以降の新規参入が難しいのは、この圧倒的な馬力の欠如による部分が多い。
体力温存(笑)のためには、労働収入からの脱却が必須となる。
4.新しい出会いで脳を活性化する
最近はご無沙汰気味の翻訳セミナーは、割と出席者の年齢層が高い。それに比して、WEBビジネス系(およびWEB事業を含むビジネス)のセミナーは、20代や30代の若い人々であふれかえっている。長い間、翻訳業に携わってきた身としては少々淋しい。
一方で、ネットビジネスの勉強会やセミナーでは、わたしのような中高年層もちらほら見かける。ただ、上下関係や年齢間格差はあまり意識されないのが特徴。
子供のようなフレッシュな人たちから教えをこい、一緒に悩み考えて、夢を語り合いもする。もしかして私にとっては、4.新しい出会いで脳を活性化する、ことが一番大きな理由なのかも。今後も経過は随時報告。