Contents
歯ぎしりしていませんか?
ギシギシギシ・・・怖いんだけど。
実はわたしは「イビキ」派ではなく「歯ぎしり」派で、おとんをドン引きさせている。
眠りながらそんなに緊張しているなんてわれながら可哀想、
でも、本当?
寝ているものだから自覚症状がないんだよね。
実は疑ってる。
けっこう歯には気を遣うほうで、3ヶ月毎に定期検診に通っている。あるとき、歯医者さんが、
「歯が削れてきていますね。マウスピース、やっぱり作りますか?」
と。
嘘じゃなかった。本当にギシギシ、歯ぎしりしてたんだ。
歯ぎしりは、私のようにカチカチギシギシさせるタイプの「タッピング(tapping)」と、食いしばるタイプのクレンチング(clenching)」の二種類がある。
後者の場合は誰にも気づかれないからさらにたちが悪いそうだ。しまいには歯が割れてしまうことも。
覚悟を決めて、マウスピースにチャレンジすることにした。
マウスピースは歯ぎしりだけではなく、次に述べるように多くの効果がある。
マウスピースの様々な効果
歯のすり減り(摩耗)対策
私は既にこの現象あり。このすり減りが進むと、歯が短くなって、最悪の場合は歯の神経が出てくる。
こうなるともちろん痛いし、治療も大変になる。歯医者で撮ってくれた写真で、削れた様子を見ることができた。
顎関節症(がくかんせつしょう)対策
顎関節症の原因の1つは、頭の骨とアゴの骨の間の関節円板という軟骨が、歯ぎしりでダメージを受けるせい。
マウスピースで、関節円板にかかる衝撃を和らげることができ、アゴの痛みが軽減される。
歯が揺れる歯周病対策
歯ぎしりで歯が揺さぶられると、骨と骨の間に歯周病菌が入る隙間ができる。
その種の歯周病は急激に進行するため、元々歯周病がある人は歯ぎしり厳禁。
歯が割れる破損対策
虫歯や歯周病もないのに、歯が痛かったり、歯茎が腫れたりするのは、歯が割れている場合がある。
強い歯ぎしりで歯が割れることもあるので、マウスピースで防止する必要がある。
セラミックが割れる破損対策
折角高いお金を出してセラミック治療をしても、セラミックは歯ぎしりのような負荷に比較的弱い。
詰め物が良く取れるという人も歯ぎしりを疑ってみてもいいかも。
歯がしみる知覚過敏
歯ぎしりで歯の根元がくさび状に削れると知覚過敏になる。マウスピースでこの削りが防止される。
このように、マウスピースは、原因不明の歯の痛みに悩む人や、詰め物が取れやすい人にも大きな効果を上げることがあるのだ。
歯医者で作りました!
市販品のデメリット
こちらが出来上がったマウスピース。
一見柔らかそうに見えるけど、型どりし、自分の歯に合わせて作ったので、歯並びにぴったり合って、思ってたよりも硬い。
市販品もネットで購入可能だが、ちゃちだったり、柔らかくて上手く歯にフィットしなかったり、という不具合もあるようだ。
不適切なかみ合わせのマウスピースが歯並びを悪化させるという歯科医の意見もあるので、値段は高くても、歯科で作ることをオススメする。
費用と期間
私の場合、保険診療内で約5000円。ただし、再初診料、型どりの費用、諸検査費用などは含まれていない。
歯科医院によって多少の差はあると思うが、アフターサービスで微調整可能。
使用後の感想
最初は、あまりの違和感に眠れるのかどうか不安・・・
でも、数日で慣れちゃってびっくり。
もちろん、歯ぎしりは止まったよ!
口が少し開いてしまうため、口呼吸を心配したけど、朝の口の渇きは特になし。
今では旅行先にも欠かさず持っていくわたしの定番。かっこわるくても、歯の健康と、歯ぎしり防止を思えばガマン。興味のある方は一度試してみて欲しい。