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基本の「キ」はCollins Cobuild Advanced Learner’sで
こちらの記事でオススメ英英辞書を紹介した。
ついで、お勧めの英英辞書をもう一つ。
最新の改訂版はコチラ。
周りの素晴らしい翻訳女子に比べて、留学経験もなく・・・、TOEIC点数も低く・・・
実は英語力がコンプレックスなんだよね。
帰国子女や、TOEICほぼ満点や、高学歴女子たちがわんさかいるこの世界で、英語力で勝負よ!と言える自信はない。
Cobuildで基礎固め
そのため、英語は「基本」の「キ」を大事にしたいなといつも思っている。
文芸作品や、コピーライティングの要素が大きく関わるマーケティング翻訳の分野はさておき、マニュアル、営業文書、HP、技術翻訳系の文書は、日本語も英語も分かりやすいのが好まれいやすい。私が主に請け負っている特許文書は特にその傾向が強い。
というものも、「平易」な文書は、いざ書いてみると逆に難しいものだ。シンプルでビューティフル--そんな文章が書ければいいな。
そんな私のデスクの友はこちら。
この辞書は、外国人英語学習者のために作られており、ナチュラルでシンプルな文体で書かれている。
45億語を超える実践的英語例文のデータベースに基づき、コーパスが最大限に活用されているのが特徴。TOEICやTOFELなどの得点アップの第一段階にも役立つ。
コーパス(corpus)とは、言語学において自然言語処理の研究に用いるため、自然言語の文章を構造化し大規模に集積したもの。構造化では言語的な情報(品詞、統語構造など)が付与される。コンピュータ利用が進み、電子化データとなった。(Wikipediaより)
主な特徴
自然な英語
11万語を超える単語と句と定義。各例文は模範的な適切な英語の使い方を示している。
Bioterrorism is terrorism that involves the use of biological weapons.
どんな場面で使用されるかも見出しに書かれており、リアルな英語を学べる。たとえば、“reskll”(新しい技術[技能]を習得する[させる])を見てみよう。
[BUSINESS] We needed to reskill our workforce to cope with massive technological change… You must be willing to reskill.
最も使用頻度の高い3,400語を明記
よく使われる単語が、♦♢♢、♦♦♦などのマークで表示。この3000語超は自在に使いこなしたい。
すべて覚えて使えるならば、ネイティブとの会話やメールに基本的には不都合はなくなる。
重要なパターンと コロケーション5500をハイライト
*「コロケーション」とは、二つ以上の単語の、よく使用される組み合わせ、自然な語のつながりのこと。
コロケーションはとても大事。この辞書では、語の意味が使用頻度の高い言葉を使った文章で定義されており、ネイティブが自然に使う言葉と文脈で紹介されている。
コロケーションをセットで覚えておくと、翻訳でも日常会話でも便利。Googleで「ネイティブはこんな言い方するかなぁ?」と検索する回数も少し減るかも。
<例>
“cross fire”
「十字砲火、集中攻撃」という意味だが、cross fireだけを覚えておいてもとっさには使えない。If you are caught in cross fire, …「十字砲火を浴びたなら、両者の板挟みになったら」というコロケーションとして覚えておきたい。
名詞の可算と不可算を表示
名詞の可算/不可算、意外と悩む。悩んだときは必ずチェック。
私はアナログに紙辞書を利用しているけど、もちろんKindle版やCD-rom版もあり。
<互換性>
- Kindle PaperwhiteとKindle (第4世代)、さらにKindle Touchとの完全な互換性。
- Kindle FireとKindleのアンドロイド用アプリ、さらにKindleのiPhone/iPad 用アプリでキーボード入力による見出し語検索が可能、デフォルト辞書機能は未サポート。
これ以外の英和辞書等も順次レビュー予定。