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セミリタイア後、まず旅を企画した!

夫がアーリーリタイアした後、再就職するのか、新たに何か自分で始めるのか、そんなことを考えるよりもまず企画したのが「旅行」。

 

 

そうして、2週間にわたって、関西からはるばる東北旅をエンジョイしてきた。ちなみに我々の旅行には必ずワンコもお供(犬連れ旅行にご興味あれば「いぬドコ」も是非)。

 

おかんおかん

あっという間の2週間。めちゃめちゃ楽しかった!

おかんおかん

遠くまで行ったワン!

 

 

2週間は短いようで長い期間。

 

こんなふうにゆっくりと旅の時間を取れるとすれば、「お金はないけど暇はいっぱい」、「子供が小さいときにいっぱい思い出を作ってあげたい」という10代や20代、転職/就活/フリーター時などで時間がぽっかり空いた「自分探し」の30代、そして「旅が最高の楽しみ」の定年後の60代以降かな。

 

ところで60代以降、急激に増えるのがお遍路さん。仏教に馴染みのない父親も、キリスト教徒の母親までもプチ遍路旅を始めた。

 

お遍路(へんろ)とは、四国八十八箇所(しこくはちじゅうはっかしょ)を巡る旅。

四国八十八箇所は四国にある空海(弘法大師)ゆかりの寺院の総称で、四国霊場の代表的な札所のこと。八十八箇所、お四国さん、本四国ともいう。

 

実は、長期旅行をしない世代は真ん中の40代、50代。

 

だんだん責任のある仕事を任されて休めなくなったり、子供の受験や世話などで手がかかったり。

 

その世代のママ、パパ、そして独身者たちも、旅に出られるチャンスが少なくなってくる。物理的、精神的、経済的、すべての理由で。

 

青森の宿

 

東北を巡る旅の中でも、圧倒的に多いのが60代以降のシニア世代だった。

 

温泉地では年齢にかかわらず「女子会」がやっぱり楽しそう。気のおけない友人たちと、ゆるゆるとお風呂に浸かり、地元の名産に舌鼓を打ちながら家族の愚痴を笑って話す。一人旅も格好いい。山ガールであれば、誰だってその場で山友達。

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でも、そんなふうに旅を十二分に満喫できるのは、健康が不可欠だ。60代になっても、周りに迷惑をかけずに元気にツアーに参加できるか、今回のように長いドライブをこなしていけるかは運次第。そして、いくら仲が良くても友達とうまくやることや、時間や計画に自分を合わせることが難しくなってくることもある。自分が元気だとしても、いつ何時、介護で身動きが取れなくなるかもしれない。

 

それを思うと、40代、50代こそ、旅をもっと楽しむべきじゃないかな。

 

それを後押ししてくれたのが夫の退職宣言。時間だけはどうやっても戻ってこない。

 

わたしも仕事は大事だけど、この1年間、ペース配分を変えていこうと思いつつある。海外はもちろんのこと、日本も見ていない場所がまだまだたくさんある。

 

東北もその一つ。富士山も登りたいし、北海道の雲海も見てみたい。

アルバムを整理して「絆」を取り戻そう

アーリーリタイア後、断捨離を含め、夫の手によるうちのキレイキレイ作戦が一歩ずつ進んでいる。ある日は、写真の整理だった。

 

今の世代はスマホやデジカメが普通だろう。旅の写真はもう何万枚、何十万枚と溜まっていることだろう。「写ルンです」を愛用していた私も今では立派なIPhoneユーザとなり、旅行中には写真を撮りまくった。

 

結婚してから一緒に行った旅行のアルバムと、現像したまま袋に放り込んでいた写真群を、一つ一つ整理していく。昔は、最低年に1回は休暇で海外に出かけ、その合間には近場の国内旅行にも足を延ばした。

 

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「寒くて、足の指がちぎれそうだった!」

「ホテルのプール最高だったね~」

 

何万枚もない代わりに、一枚一枚に愛着がわく。今はずいぶん様変わりしてしまったことが、悲しいというよりも面白い。子供のいる家庭なら、さらにバラエティ豊かで、一晩見続けても飽きないことだろう。

 

家族の心が少し離れてしまったな--そんなふうに思うとき、みんなでアルバムの整理をしてみたらどうだろう。

 

そのときどきの、いろんな気持ちを思い出せるんじゃないかな。

 

歳を取って、老人ホームにでも入ったとき、身の回りの持ち物は今のきっと何十分の1になっている。でも、これらのアルバムを1冊にまとめて持っていこう。

 

そして、若い子に自分のイケイケな時代を見せて驚いてもらおう。最期の最期にはお棺に入れて一緒に焼いてもらっても良い。記憶力が異常に悪い私にとって、旅のアルバム作りは、歴史を記録と記憶に残す大事な作業なのだと今改めて気づく。