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女子会ばっかやってんじゃねーよ

女子会

 

と、女子会(しかも30代を超えたら特に)って、(笑)で常にディスられる対象なのだが、

「女子会(婦人会)」楽しいんですけど、役立つんですけど

と実は思っている。同類もたくさんいると思っている。

でなければ、お茶を飲みに出ても、買い物に行っても、旅行しても、飲みに行っても、そしてたぶんどなたかのおうちでも、ずっとずっと昔から、こんなに女性が集まっておしゃべりしているわけがない。

もちろん、ママ友とか、最近ではタワーマンション内とか、女性が集まるとカーストができあがり、足の引っぱり合い、見栄のはりあい、人のゴシップやうわさのし放題、そんなふうに採り上げられがち。

でも、女だってそんなにひねくれた意地悪なバカばっかりじゃない。そういう世界があることは知ってるけど、そこから引っぱり出して、助けてくれるのも女同士の付き合いだ。

女子会をディスって、「女同士の集まり嫌い」「男友達しかいない」「一人行動が好き」と、サバサバ女子をなぜか声高にいう人が割と多い。そういう人が、「将来は、結婚せずに友達同士で助けあって住みたいわ」と言ってみたり、TwitterやFacebookでつぶやきまくったりしている。一人好きなのに友達を当てにするの?実は交流したいんじゃない?誰かとつながっていたいんじゃない?

(*注:SNSを決して否定するものではない。私も一応登録して、楽しくROM(視聴)している)。

わたし自身は、知人は多い方かもだけど、友人はあんまり多くない。昔からの友達とながながと付き合うタイプ。女系家族で、女子校だから、女子との付き合いが楽。男子も好きだけど(笑)、ちょっと身構える。

女子会が役立つ理由

1.同業者で情報交換

セミナーや勉強会は、スクールを卒業してOBで作った勉強会以外では、翻訳の仕事を始めてからほとんど参加したことがなかった。翻訳に関する専門雑誌もほとんど読んだことがなかった。会社で習った、というよりも盗んで(?)学んだ部分を除けばほぼ独学で、仕事の取り方などは全部自分で実験した試行錯誤。今は本当にいい時代で、ネット上にたくさん勉強の材料、資料、ヒントがあり、勉強の題材に困ることはない←これも今後随時アップ予定。

でも、この数年になってやっとセミナーにも出かけるようになり(遅っ)、なぜか翻訳者のゆるい集まりのようなものを主宰することとなって(これも女子オンリー)、同業者の知り合いがずいぶん増えた。そして彼女たちを通じて、英語に関わるテクニックだけでなく、効率化のためのTIP、営業関連やエージェント情報などを得ることができた。

どんな業界でも同じように、一番知りたい「濃い」情報は、一対一の対面でしかなかなか得られない。それも美味しくご飯を食べているときに、ふと出る一言の中で。

先日、わたしと同様、法人化した翻訳者たちの「女社長・女子会」に誘われて行ってきた。翻訳者といえど、目指す方向ややりかたはそれぞれで、趣味と英語をからめて世界へ飛び出す翻訳女子、ライブの音楽活動を続けながら、翻訳道もどんどん極める翻訳女子、自分の手でアートを生み出す翻訳女子

自分はまだまだショボすぎると落ち込みそうになりながらも、いきいきと翻訳以外の世界にも踏みだし、楽しみながら、そして稼ぎながら、進んでいる彼女たちからポジティブな刺激を受ける。冷静に考えるとライバルなんだろうけど、尊敬するし、負けずに頑張ろうと思う。

2.異業種で仕事のヒント

別の業界で働いている友達の話は本当にためになる。

女子会ではないけれど、ネイルしながらネイリストさんといつも話し込む。

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「中学生の女の子が、ジェルネイルするようになってから深爪の癖がずいぶんよくなったって喜ばれたわ」

そうか、ネイルを必要とする人って、深爪の癖がある女子中高生や、爪が痛まないようにする男性ギタリストとか、いろんなタイプがあるんだなと気づく。翻訳を必要としている人はどこにいるだろうと自分ももっと深く考える。どこに広告を打つかなど、同じく自営サロンが多い美容業界の友達と話していると、宣伝広告の方法の参考になる。

ブライダルや葬儀、医療関連、金融関連の職業にある友達が明かす「業界あるある」情報は、ただただ面白い。

 

女子会

3.医師&カウンセラー代わり

年上の世代からは、彼女たちが生きてきた経験から、深いウンチクをさずかる。本で教わることは多くても、体験から出る言葉が、自分の悩みのそのまま答えだったりする。

身体のこと、夫婦のこと、「自分だけかも・・・」と思っていた悩みが、多くの人も持っている悩みだったり、既に克服してきたことだったりすると気づく。病気は病院に行くのが一番だろうが(どの病院がいいか、いい口コミも聞ける)、単なる気の迷いだとか、思い込みにすぎないこともある。

相談して笑っているうちに半分以上解決することも。子供のことは特に経験者が一番の先生だ。体調を崩して大変だったとき、医者よりも友達の方が助けになった。

4.マーケティング

エージェントを通じてお仕事をいただく「the 翻訳」はさておき、直受けへの営業、翻訳からちょっと離れた仕事全般、何をやるにも自営業だから、どこに需要があるかは絶えず考えていかなければならない。お財布って簡単には開いてもらえないもの。

行き詰まったとき、雑談の中で、周りの人がどんなモノやサービスをほしがっているか、どんなことに悩んでいるか、どんなモノやサービスを実際に購入しているかを探ることができる。買い物好きはやっぱり女子だから女子の意見が聞きたい。

5.婚活ツール

これオススメ! 独身同士ではダメ。既婚女性が混じった女子会にどんどん参加すれば、出会いのチャンスが広がる。ライバルではないから、おばさま方は客観的な目で、あなたに合ったお相手を見つけてくれることが多い。

わたしも女子会でご一緒した女子に男性を紹介したことある。お酒を何度か一緒に飲むと、その人の性格や好みが分かってくるので、イイ子ならやりてばばあのように紹介してあげたくなる。そんな世話好きオバサンはけっこう多い。利用しまくれと思うのだ。

 

涙

 

それでも、やっぱり、女子の集まり苦手~と、思うこともちょくちょくある。たぶん、それは自分も絶対に持っている「嫌」な部分。そこが刺激されちゃうからかもしれない。

一目見て、自分より上か、下か、を判断して、態度が替わる。男性には分からないくらいの実にビミョーな変化。その尺度はイロイロで、まずは目に見える「容姿」、「オシャレ度」、そこから進んで「配偶者の職業」、「子供の優秀度」だなんだかんだで、様々なグループ内カーストができあがっていく。

イヤなんだよね、イヤなんだけど、人は必ず比較する。「自分は自分」と思えれば、人生の大半の悩みは消えていく。

 

本日も久々の女子会。楽しみ。



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