スポンサーリンク

 

私とその周りの同世代のアラフィフたち、節目節目でいろんな変化を遂げてきたけど、50代のライフステージの変化ってかなり大きい気がする。

 

言ってみれば、結婚ラッシュだったアラサーのときくらいの大きな人生の変わり目。

 

おかんおかん

仲良くしていたご近所友。

娘も無事就職して独り立ちのめどがついたという春。

年老いた両親が心配だからと、会社員のだんなさんを残して田舎に帰ってしまった。

「離婚」ではなく、いわゆる「卒婚」みたい。

 

急に告げられたときは驚いたけれど、冷静に思い返してみるとその予兆は確かにあったし、彼女らしい選択だと思える。

 

友人だからもちろん淋しく思う一方で、その旅立ちにすがすがしさすら感じる。キュートで賢くて男前で、めめしい私とは対極にある女性だった。またいつか会えるといいな。

毎日母さん、西原理恵子の「卒母宣言」

足かけ16年間続き、累計240万部を記録した「毎日かあさん」。その作家の西原理恵子さんが、娘さんが16歳になったのを機に「お母さん卒業!」と「卒母宣言」をして話題になっている。

 

[amazonjs asin=”4620780073″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”お徳用 毎日かあさん 1+2巻”]

 

お母さんが終わったからです。うちでは16歳が独り立ちの時と決めていて、下の娘がその年齢に達しました。

自分のすることを自分で決めて、舟に帆を張り、そこに風が吹いているような状況だと思うんです。「あっ、お母さん終わった」って気が付いたんです。

(中略)

私も十分お母さんやったので、後は自分の好きな人生を送らせてもらいます。子育て終わり。お母さん卒業。各自解散!

 

子供のいない私には「毎日母さん」は縁遠かったのだけど、彼女のエッセイは好きで、「この世でいちばん大事な「カネ」の話」は何度も読み返したし、最近は高須先生とのラブラブぶりを語った「ダーリンは70歳」も楽しく読んでいる。

 

話題の新刊「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」の中に

 

「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう」

 

という有名な一節がある。西原理恵子が読んでもらいたいと願っている自分の娘たちのティーン世代や20代などにはピンとこないかもしれない。

 

実は、彼女たちよりも、共感や自省やいろいろな感情と共に40代や50代以降に刺さる言葉のはず。

 

[amazonjs asin=”4043543182″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)”]

 

[amazonjs asin=”4041049784″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと”]

育児終了宣言のRIKACO

そして先日、偶然つけていた、ヒロミがMCのテレビ番組にRIKACOが登場し、育児終了宣言をした。

 

2人の息子の育児が一段落して、これからは子離れして自分の自由な生活を楽しみたいとハワイ一人旅の模様が紹介された。

スポンサーリンク

 

シングルマザーだし、子ども達に迷惑を掛けたくない。

今後、老人ホームに入るかもしれない。

50歳までに息子に世話にならないように貯めようと決めていた貯金の目標額に達したの。

 

と告白。気になる貯蓄額は約5億のようだ。5億も必要なのか。

 

タレントとしてのリカコはあまり見なくなったような気がするが、その抜群のスタイルとファッションセンスを活かしたビジネスでの収入が多いのかなと予想。

 

[amazonjs asin=”4391139901″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”HOME”]

 

[amazonjs asin=”4334842631″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”RIKACO’S ALOHA STORY2―Hawaii Perfect Guide (光文社女性ブックス VOL. 152)”]

 

あのリカコも50代なのかと感慨深い。ちょっと気取って高飛車な印象のリカコも、シングルマザーで頑張っていいオカンをしていたようだ。

卒母する人々

個人的な話をすれば、3人の子持ちの実姉も、同じく3人の子持ちの義姉もアラフィフで卒母世代。

 

実の姉の方は子育てに苦労した分、まさに卒母して、たがが外れたように日本全国を遊び回っている。義姉はバンドを組んでライブ活動も楽しむアクティブな一面、料理も家事も得意な可愛いママ。

 

おかんおかん

人生が二度美味しいみたいでうらやましいわ!

 

友人たちも結婚が早かった人は孫が生まれても全然おかしくない頃。ほとんどは子供が成人を迎えたか、まさに迎えようとしているときだ。

 

特に男の子の母親は、可愛いからこそ卒母しなくちゃいけないと思っているようだ。

 

淋しいし、心配だしという気持ちも分かるけど(本当は分からないのだがw)、子供の手を放して、自分のために過ごす生活もなかなか楽しいと言いたい。シングルマザーならば新しい恋をしてもいいし、既婚者ならばだんなさんと第2の新婚時代を始めてもいい。

 

違う道を歩いていた友人と、また交差点で再会した気がする。

 

 

若いころは、既婚VS未婚、夫や子供の比較、キャリアの有無、無意識にでも人と比較してマウンティングしたりされたり。独り相撲で焦ったり、自意識に押しつぶされそうになったり。

 

「オバサン」になることは悪いことではない。そうした縛りからだんだん自由になる。丸くなるのではなく、大事なこと以外はどうでもいくなる。

 

子育てという大仕事を終えて、いろいろな経験を積んできた人々から学び、自分の時間が多く持てた側からは仕事や遊びの知識を共有する。

 

「若い頃に戻りたいか」と聞かれたら、もう1回繰り返す気はしない。

 

西原理恵子のように大金持ちの彼氏もいないし、RIKACOのように5億の貯金で優雅にハワイライフは送れないけど、今の生活も悪くない。確かに「なくしたのはウエストだけ」かもね。