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さてさて、アーリーリタイア7ヶ月目を書いてからそろそろ1ヶ月が過ぎた。

 

おかんおかん

1人でも時間が過ぎるのが早いのに、2人で過ごすとさらにスピードが加速。

これで子供でも何人かいたら、マッハの秒速で過ぎていくんじゃないの?

一生ってどんだけ短いの!

 

前回と比べて、新たな年の幕開けをはさんで、おとんの方は皆様にお伝えできるほどの大きな変化はないものの、わたし自身はちょっとずつ心境の変化も生まれている。

引退していく芸能人たち

上岡龍太郎と聞いて、20代くらいの方々は、名前を聞いたことがあるかどうか程度の存在かもしれない。上岡氏は、やしきたかじん同様に東京嫌いだったから、関東人にはさらに馴染みが薄いかも。わたしたち世代の関西人にとって、上岡龍太郎と言えば、テレビでしょっちゅう目にする人気タレントだった。

その彼が、あるとき突然芸能界引退宣言をしたものだから驚いて、

 

「ええっ、まだ若いし、めちゃめちゃ売れてるのにもったいない」

「人気者の座を捨てて、毎日ゴルフやジョギング三昧って物足りないのじゃないの?」

 

と納得いかなかった。でも調べてみると、引退当時の上岡龍太郎は58歳、割と年食ってるね。上岡龍太郎と親交の深い島田紳助の芸能界引退も記憶に新しい。伸助の当時の年齢は55歳

このブログを書いているとき、江角マキコの芸能界引退のニュースが飛び込んできた。「ショムニ」で人気爆発した江角マキコはカッコイイ女性の先駆け。今の米倉涼子以上のインパクトがあった。ただいま彼女は50歳

引退の理由は人それぞれ違いがあるだろうし、その違いも想像しかできない。

だが、長く積みあげてきた人気稼業というキャリアさえもすっぱり捨て去る気持ち、同世代として共感する。

まあ上岡龍太郎や伸助の場合、数億単位ではなく数十億単位の貯金があったそうだから、われわれとは環境も条件も全く違うわけだけど(笑)。

お金と時間のトレードオフ

人の命を救う医者や、新たな技術を開発する研究者たちのように、高い使命感をもって働いている人々のおかげで、わたしたちのQOL(生活の質)は向上する。アスリートや芸術家たちのように、素晴らしい才能と努力とを通じて感動や喜びを与えてくれる人々のおかげで、わたしたちの生活は豊かなものになる。

そうした「仕事ファースト」を貫く人々の動機は、社会貢献?求道精神?はたまた単に生活の糧?

 

ただ、今は仕事よりも大事なもの、自分の幸せが実感できるもの、あるんじゃない?

 

 

こんな疑問が吹き出てくるのが40代後半~50代。20代や30代ではまだ現実味が少ない。その年代ではまだ出世欲や、承認願望や、キラキラとしたものを求める欲望が強すぎる。

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残された人生の時間がいかに少ないか-ヒリヒリとした焦りと共に実感し始める。

世間に認められることや、社会的に高い地位を得ることや、お金を稼ぐことが色あせて見えてくる。家族や身近な人々とのつながりをより一層求めたくなる。それってわたしの周りだけなのかな。

江角マキコさんはこのような引退宣言をFAXで流した。

 

「芸能活動を引退させていただく所存であることは事実です。30年間エンターテイメント業界において活動させていただきましたことについては、とても感謝しております。

ただ、子供の誕生も成長も、仕事をしながら歩んで参りましたので、今は一度立ち止まり、子どもたちのために、今私にしかできないことを選択し専念する時期だったと考え、このような決断に至りました」。

 

他にも公には言えない引退の理由はあるのかもしれない。だが、芸能界ではなくても、彼女の言葉に深く同感する同世代の女性はたくさんいるだろう。時間とお金は往々にしてトレードオフだ。

一周回って戻ってくるのが、定年を迎える60代。ワイン講座などを通じて知り合った定年以降のプラチナ世代の男女は、自分の培った人生経験をボランティアなどの形で社会に貢献している。

アラフィフって、体力も気力も中途半端に残っていて、最後に大きく惑う世代なんだろうか。

私のリタイアビジョン

惑い、迷い、考えつつ、やっぱり好きだった上岡氏に深く共感する。

上岡龍太郎が決意した引退の決め手はいくつか語られているが、あるテレビ番組で、夫人からの一言がきっかけだったと明かされている。

 

「辞められた後に本人に聞いた」こととして、上岡氏が夫人と一緒にテレビを見ていたある日、テレビにとあるベテラン芸人が出ていて、滑舌が良くなかったという。

その時、上岡氏は夫人に「ああいうふうになってまでテレビに出たくない。そんな気配がしたら言ってくれ」と頼んだ。すると夫人が「あなた、もうそろそろね」と答え、引退を決めたという。

 

滑舌はさておき、奥様の言葉に素直に従ったことがステキだなと思う。愛妻家で有名だった彼だが、今も奥様と仲良くリタイア生活を楽しんでいるのだろうか。

仕事をリタイアしたら、社会から離れ、頭を使うことが減ってボケてしまう、そんな風に指摘する人がいる。でもわたしの場合、やりたいことは山ほどある。

 

いろんな場所を訪れて、おいしいものを食べて、美しいものに触れる。舞台に通い詰める。ワンコと遊ぶ。お酒もさらに勉強する。それに加えて、おとんの趣味にものっかって、サッカーやスポーツ観戦にも出かける。辞めてしまったゴルフを再開する...それらのすべての体験を文章としてつづっていきたい。

 

それは今の翻訳の仕事と実は大きく変わらない。調査と、頭の中に浮かぶイメージを文章にすることと。

翻訳者の代わりは山ほどいても、わたし自身のオリジナルな体験を伝える存在はオンリーワンだ。自己満足と言われても。

翻訳者のリタイアのきっかけって何だろう。滑舌じゃないことは確か。文章のキレみたいなもの?

 

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55歳になったとき、わたしの夢はかなっているかな。わたしの言葉は夫に響くかな。