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副業の第一歩

副業を正式に認める会社も生まれてきて、世の中は一気にサイドビジネスを始めよう!という気運が高まっている。

わたし自身は、会社勤めからは遠い昔に遠ざかって、自営業(サービス業)育ちだから、本業と副業の境目が割とあいまい。

「一気に収入がゼロになる!」

という危機感は持っていたつもりだけど、サラリーマンの夫が頑張ってくれていたおかげで、翻訳業もそこまでプレッシャーを受けず、半分楽しみながら起業した会社も10年以上続けてこられた。ところがそのおとんもサラリーマン生活卒業で、我が家もついに浮き草稼業に足を踏み入れる。

今までも、プチ株式投資などの投資で不労所得を得ることにチャレンジしてきた。基本はローリスクローリターンが中心だが、たまにはリスクを冒して賭けに出ることも。ぽんっと1日で1ヶ月の利益が生まれることもあるし、その逆も!(怖)そうしたお金の出入りに慣れることが嫌なので、別の収入の柱も立てたいとここずっと考えてきた。

そうした中、一つの試みとして、本サイトを立ち上げて約半年が経過した。日記兼備忘録として、ある意味「承認欲求」を満たす部分もあることは否めない。とりあえず、最初の第一歩として、今までに買ってみて役立ったモノ、みなさんにもお勧めしたいモノを紹介するアフィリエイトを導入してみた。

 

ちなみに、特定非営利活動(NPO)法人の「アフィリエイトマーケティング協会」が、「アフィリエイトプログラムに関する意識調査 2015」として、以下のような統計を発表している。

 

「アフィリエイトマーケティング協会」調べ

 

全回答者3103名のうちで、アフィリエイトによる1月の収入は、「収入なし」が 760 名、「1000 円未満」が 618 名と45%を占める一方、月 20 万円から 100 万円が10%超。そして、回答者の約3割がアフィリエイトを始めて1年以内の初心者である。おそらく1年目の壁で、収入が思ったように上がらずにそのまま止めてしまう人が多いと思われる。

一方で、よく言われるのが、5000円の収入があれば、上位5%に入るという言葉。

さて、ここでわたしの半年目の結果を報告してみよう。

2016年12月の収入は休暇もあって少々落ち込み、*「クリック報酬型」と「成果報酬型」とを合わせて5000円程度。50000円ではなく5000円(笑)。

*クリック報酬型広告とは、広告がクリックされると課金される広告
*成果報酬型広告とは、広告リンクがクリックされた後、商品が購入されて報酬が発生する広告(Amazon、楽天、その他ASP各社)

おそろしく微々たる金額だが、上の統計からすれば、収入が上がっている時点で優等生かも。

アフィリエイト用に構築したサイトではないが、2日に1度は何かしら商品が売れるようになってきた。自分自身が使用して気に入った商品が購入されることは本当に嬉しい。今後も本サイトでは、翻訳者としてのお役立ちTIPSや、アラフィフ夫婦の迷走?ぶりを発信していければいいなと考えている。

同時に今年からは、新たに、自分の経験から最もオススメしたい分野に特化した物販アフィリエイトサイトと、趣味のサイトとを立ち上げるとともに、実地体験に基づくリアルなワンコ情報を伝える「なにわのプードルのんが行く!-旅するワンコ」サイトも充実させていきたい(あくまで予定)。忙しすぎるわ!

翻訳を副業とする人へ

面白いことに、わたしの本業の「翻訳業」を、副業として始めたいと考えている人もけっこういるみたい。

アフィリエイトやサイトの勉強も、翻訳の勉強も、本や資料を山のように読み込んでいく(じっくり読みもナナメ読みも必要)インプットと、書いて書いて書きまくるアウトプットの組み合わせ。通常はどちらが足りなくても収入には直結しない。インプットしなければ、適切な言葉や文章は頭の中に「高速」で生まれてこないし、アウトプットしなければさらに高速化されない。元手リスクが圧倒的に低いことを含めて、共通する部分がかなり多い。

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高速、高速と連呼したけど、たとえば、お好み焼き屋でも何でも同じように、一定以上のクオリティの成果物をスピード感をもって提供することが、稼ぐには一番の近道だろう。芸術作品を生み出したいならばまた別の話だが。

 

副業翻訳者のススメ-ダブルワーク、トリプルワークに「翻訳」を進める理由

 

分かってはいながら、アフィリエイトを始めてから実感したことは、ものすごく単価が小さなこと。先日は3万円超の商品が売れたというのに入ってきた収入はわずか1000円だった。しかし、こうした小さな売上げを積み重ねていくことは基本だし、それを出発点にして利幅を高める方法を追求する楽しさもある。何よりも大きなメリットとして、一度作ったページが何度も利益をあげてくれる。そして、一般的な翻訳業とは違って、収入の上天井はほとんどない。

5000円は、普通の翻訳の仕事なら数時間、いやもしかしたら1時間内で稼げる額だろう。だけど、新しいチャレンジで手にするお金には新鮮な喜びがある。まるで初任給みたい。

 

逆に、翻訳業の良さは、目先はその何倍、何十倍のお金が入ってくること。業界では単価(レート)がよく話題にされるが、わたしがそれ以上に気にしているのは、依頼される仕事のボリューム。単価が仮に安くとも1件のボリュームが大きいほど効率的な仕事ができることはご想像通りだ。逆に単価が高くても、ぺらぺらの仕事ではコスパが悪すぎる。

駆け出しの頃は、おそらく数万に満たない仕事しか依頼されないだろう。でも、ある程度の信頼を得れば、大きな案件が依頼されるようになってくる。わたしはミニマムチャージとして1万円を設定しているが、定期レポートを除けば、5万円以下の仕事はほぼ受けていない。わたしの場合は10~30万円くらいが平均のボリュームゾーン。それ以上の量の仕事もときには発生する。先日は1プロジェクトで200万超の依頼があった(副業としては無理な量かも。もちろん相手方の要求納期にはとても応じられないので、自分がどの程度、どのように受ければ、効率的に売上げに寄与できるかを考えて交渉に入る。断ってしまうのは実にもったいないので、何とか組み込みたい)。いずれにせよ、1月に数回でも仕事が発生すれば、ある程度の収入が確保できるのが翻訳業の魅力である。

仕事量については、実力をさておくと、分野や、得意カテゴリ、クライアント、などの様々な要因によって変わってくる。小さな案件をちょこちょここなすのは副業には適するが、収入の大きな柱にしたい人ならば、参入前に現実的な単価と共に、発生する1件毎の仕事量についても十分リサーチしておきたい。他の業種、特にネットビジネスに携わる人々に比べて、翻訳者は概してマーケティングリサーチ力に弱い気がする。わたしもその一人で大きな反省課題。

(*上記は、翻訳会社(エージェント)を通じて仕事を得ることを考える場合。翻訳を含むパッケージとして自分が営業する場合は除く )

 

このように書いてみると、翻訳業の方が楽そうと思う人もいるだろうが、当然ながら、手を止めると収入も止まる。まさに肉体仕事だから、心身共に安定した状態をキープするのって割と大変。自分の代わりはいないし、締切は常につきまとう。

 

 

タイトルにも書いた5000円は上位5%。それは真であるとともに真っ赤な嘘でもある。

何事も簡単には成果が出ないだろう。でも、低いハードルだと誰もが飛び越えてしまう。2017年、自分にとっては高いハードルに挑戦してみよう。今後も経過報告ができれば。

 

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