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専業主婦(主夫)だって大変なのだ

 

夫がアーリーリタイアするまで、顔を合わせるのは、平日であれば2時間程度。帰りを待ちくたびれて先に寝てしまい、起きたらもう家を出ていたことも。

 

おかんおかん

オトンの顔、一日見なかったなぁ。

話そうと思ってることあるけど、休みの日まで覚えてられるかな。

 

と思うことも珍しくなかった。それが大きく変わって、一緒にいる時間がぐっと増えた。

 

「そろそろ嫌にならない?」

 

と、けっこうまわりに聞かれる。

 

仕事で集中したいときは、「ちょっと遊びに行こうよ」と声をかけられるとビミョーな気分になるけど、相変わらず快適。

 

もちろん、他人と暮らすことは、楽しいばかりではない。血が通った家族なら好き勝手にわがままほうだいを言っても、仲直りして、関係が崩れてしまうことはないだろうけど、夫婦は他人。でも、一番近い、大切な他人だから、本当は一番気を遣ってあげないとダメなんだよね。

 

「自分が同じ立場に立っていたときに、言われたり、されたりして嫌だった(がっかりした)ことをしない」

 

立場が変わっても、二人で暮らす基本はこれかなと思う。

 

私が専業主婦(主夫)相手に言っちゃイケない言葉と思うワースト3を挙げてみた。わたし自身は実行できているかな?折に触れて振り返ってみるようにしてる。

 

 

1.「今日は何してたの?」

何の気なしに言うセリフ。今日は誰かと会ってたの?とか、何か面白いことあった?というコミュケーションの入口ではない。

 

たとえば、キッチンが汚れていたり、手抜きっぽい食事だったり、自分でも今日はサボってだらだらしたと自覚があるときは特に、それをさりげなく指摘する意味で言われるとき。

 

お掃除などの家事が自分の仕事だとしても、人間だもの、体調が悪かったり、忙しかったり、ただ単に気分がのらなかったりするために終わらせられないこともある。

 

何かができていないときは、ちゃんとした理由がないとき以外は、改めて指摘しない。たとえば、締め切りなどのしばりがあって、その日までにどうしても終えていなければならず、お互いの間で約束がちゃんとなされていたときは、指摘されても仕方がないかもしれない。

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気が付いたとしても、黙って代わりにフォローしておくことができたら◎。

 

2.「時間あるからできるでしょ」

会社に勤めていない最大のメリットは、基本的には自分で一日のスケジューリングを組めること。

 

美容院、ネイルサロン、歯医者などの予約の取りにくい場所、デパート、カフェ、お出かけスポットなどの混雑しやすい場所、映画館などの曜日によってお得な場所、そんなところを会社員よりも自由度が高く利用できる場合がある。

 

だからといって、これは理想であり、自分の好き勝手に動けるわけではない。

 

大抵の場合、たとえば、子供の世話や介護やさまざまな家庭内の雑務が一人の肩にかかっていて、急なリクエストを入れる余裕がほとんどない。そして、外で働いていないと、「自分」よりも他の「家族」を優先させたいという犠牲的な姿勢になりがちだ。そのうえで、

 

「市役所に行って、○○をもらってきておいて。時間の空いた時でいいから」

 

のように気軽にお願いされると、むっとする。忙しいときは、その分の時給をください、という気分になる。

 

主婦(主夫)は便利な「お手伝いさん」ではない、という気持ちは常に持っていたい。

 

 

3.「・・・(無言)」

言葉ではなく、無言。

 

たとえば、料理。一生懸命料理を作ったのに、無言でバクバク食べられるのはちと辛い。もしくは、「塩味足りない」などの指摘でもいいから、感想を言ってほしい。

 

「何も言わないのは、オイシイからだよ」。

 

と昭和の男みたいな反論もあろうけど、感想を言うのは作ってくれた人への礼儀。

 

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料理以外でも、キレイに整えられた部屋、洗ってアイロンのあたったシャツ、ゴミ出しや家事のさまざま。

 

気づいたときには必ず「ありがとう」とお礼を言う。

 

おふたりさまの生活も近づいてくる40代、50代。熟年離婚などにはならないように気を付けたいものだ。