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10数年ぶりに2週間の休暇を

 

おかんおかん

おとんのロングロングバケーションと一緒に、わたしも思いきって長期休暇。

こんなに休むのは30代以来だよ。

 

 

30代の頃、北欧旅行に出かけていて、航空会社がストライキを起こして帰国便が飛ばなくなった。

 

そのときは大手旅行会社のツアーで出かけていたので、旅行会社が航空便代とホテル代を負担してくれて、2週間の北欧滞在を続けることができた。

 

周りには大きな迷惑をかけたけど楽しい思い出。

 

フリーランスの特権の1つは、自由にお休みが取れること。

 

でも逆に、会社員とは違って、フリーランスの立場では、椅子取り合戦のように、自分の座る椅子がなくなる可能性も十二分にある。

 

わたし程度の翻訳者の代わりは山ほどいるはずだ。そう考えると、長期のお休みをとるのが怖かったのだ。

時には仕事を忘れよう!

土日まで仕事のメールに追いまくられて、休んだ気がしないとストレスを溜めている会社員は多いはず。

そんな中、勤務時間外のメールを自粛する企業も少しずつ増えてきた。

 

会社全体で取り組んでいるところもある。

医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(東京)は、勤務日の午後10時以降と休日の社内メール自粛を、4月から全社的に呼びかけている。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)推進のためで、緊急案件は対象外。(出典:The Yomiuri Shimbun)

 

わたしの取引相手は大半が日本の会社なので、土日は基本的に連絡はオフ。

 

でも、こちらからは土日に納品することもあるし、ときには、「対応は休み明けでよい」という前置きで土日にメールが入ることもある。

 

金曜日の遅くに連絡が入るときは、

 

「対応する翻訳者が見つからないと帰宅できないのかなぁ・・・」

 

と心配になって、無理な依頼を受けてしまうことも。

 

今回の2週間。さすがにメールに全く目を通さないという勇気はなく、連絡手段だけは手筈を整えた。

休暇前に準備しておいたこと

休暇の連絡

言うまでもなく、休暇の連絡を入れておくこと。

 

最近はサイト上で自分のスケジュールの空き具合を報告できるようなシステムの会社も生まれてきた。今後はリモートワークの推進に伴って、こうした管理システムは普及してくると思われる。

 

メールや電話での人対人のコミュニケーションを大事にするというのも、ビジネスの鉄則の1つであったが、これも時代と共に変化していくだろう。そもそもメールもchatworkやslackに取って代わる日も近いのかも。

 

さて、休暇の連絡と共に、1月前くらいから仕事量の調整を始めた。基本的には以下の2つ。

 

  • クライアント毎に、通常の打診量や打診タイミングを考えながら、引き受ける量を徐々に減らす。
  • 休み直前の納期のものは受けない。

 

納期に余裕があるなと思っても、旅行中は何が起こるか分からないので、手持ちの仕事はもちろんゼロにしておく。

 

ぎりぎりまで休みの連絡を入れず、動きながらフレキシブルにスケジュール調整をするというやり方も収入確保の観点からはありかも。

 

ただし、コーディネーターさんを振り回すことを避け、翻訳者を探す手間を極力減らしてあげたいという思いから直前の連絡はやめた。手直しやアフターフォローに答えられないので客先にも迷惑がかかる。

 

そのため、休暇は2週間とはいえ、実質上、1月にわたって通常営業はしなかった。

連絡先の追加

私が日頃使っているプロバイダはnifty。Niftyはウェブメールも利用可能。ウェブメール対応プロバイダにしておくと、ネットにつながっている限り、どこからでもメールチェックできるので便利だ。

 

*アウトルックエクスプレスなどは、電子メールは自分のパソコンの中に保存される。一方、「ウェブメール」は、電子メールの専用ソフトが要らず、インターネットにつながったPCがあればサイトへアクセスし、自分のIDとパスワードを入力するとメールの送受信ができる。

 

niftyだけでも一応こと足りるが、サブのプロバイダに入るメールも携帯電話に転送されるように設定しておいた。

 

旅行中、しかも高速道路のトンネル内を走行中にブタペストから電話がかかったが、全く時間差なくクリアに話ができた。現時点では電話の通信状況は、かなりの田舎に行かない限りは問題なさそうだ。

 

ついでに、車に携帯電話を連動させておくと、運転中でもナビ画面が電話画面に切り替わり、通話しながらスムーズに会話できる。

 

おかんおかん

時代はどんどん進んでいるね。

WiFi確認

宿泊したホテルは6つ。館内および部屋内でWifiが使用可能かどうか確認しておく。

 

今回、都市圏内で意外とWifiの接続状況が良くなく、山奥のコテージで高速Wifiが使用可能だった。フリーWifiスポットも随分日本中で増えている。

 

仕事はするつもりでなかったので、特別にモバイルWifiなどは用意しなかった。

電子機器の準備

仕事を忘れよう!と言った割に、大きなノートパソコンとIpadも一応車で持参した。

 

ノートパソコンとiPad

 

仕事用というよりも、日頃デスクトップを使用しているせいで、調べ物も携帯よりPCが得意。

 

旅の間、他サイトでの旅行記を更新できなかったものの、iphone、ipad、PCの中身はクラウドに同期させているため、iphoneで撮った写真を、夜にゆっくり大画面で見られる。

 

馬力のある若い人々なら、電子辞書なども持参して、旅行の間も仕事ができると思うが、この記事の趣旨には合わないので割愛。

休暇後はどうなった?

休みの連絡をしていたのだから当たり前だが、最初の十日間は仕事の打診ゼロ。

 

最後の2日間で依頼が2件。帰ったら即仕事再開ということになった。

 

こうしてどこでも(秘境に思えるところでも)ネットがつながる状況を確認すると、仕事は日本全国どこでもできるのだなと思う。

 

でも、本当の休暇とは、デジタル機器をすべて置いていき(デジタルデトックス)、心身を解放することだろう。

 

そろそろその域に達していい年頃なのだけれど。旅行中も夫に仕事の種の相談を持ちかけたり、宿の女将さんと情報交換したり、持ち株や投信の気配をチェックしたり、とまだ落ち着かない。

 

おかんおかん

いろんな場所に行き、いろんな人と会い、いろんなことを考えた2週間だったな。

完全にリフレッシュできた。次は1カ月かな。

 

 

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