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大阪松竹座ってこんなとこ

松竹座は、日本初の鉄骨・鉄筋コンクリートの映画館として大正12年(1923年)に誕生した。ネオルネッサンス様式の劇場はイタリア・ミラノのスカラ座をモデルにしている。第二次世界大戦後は松竹映画専門の映画館として再興された後は、洋画の映画館に転換した。1994年5月に映画館としての役割を終えて、1997年に最新設備を備えた劇場として再開。松竹座が昔は映画館だったなんて全く知らなかった。ご存じのように現在の松竹座では、歌舞伎だけでなく、演劇やミュージカル、コンサート、そして大阪人の愛する松竹新喜劇が上演されている。

本家本元のミラノ・スカラ座は、イタリアオペラ界の最高峰とされる伝統ある劇場である。スカラ座は2002年1月19日~2004年11月までの間、建築家マリオ・ボッタによる大改修プロジェクトを経て現在の形になった。観客は、客席のモニタを通してオペラのせりふを英語、フランス語、イタリア語で読むことができる。歌舞伎には今もイヤホンサービスがあるけれど、未来の劇場ではこんな風な最新鋭機器を採り入れていけば、世界にももっと歌舞伎の魅力が伝えられるだろう。

この夜も道頓堀辺りは、外国人の密度が非常に高かった。かに道楽もたこ焼きも大阪が誇るソウルフードだけど、来日の折にはkabukiで日本の美を堪能して欲しい。

 

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季節毎の出し物と共に、いろんな思い出が蘇るなぁ。2016年7月現在、京都南座休館中なので、2016年は歌舞伎観劇は七月大歌舞伎で終わりそうだ。

開演までのお楽しみ

1階:エントランス

外観のネオルネッサンスを意識して、壁と床を大理石で洋風に仕上げている。迎えてくれるのは、フランス人画家ベルナール・ビュッフェ作の『暫』。

2階:メインロビー

2階は和風で左右の壁には中島千波画伯の四季をテーマにした12枚の日本画が飾られている。

  • 1月「朝陽富士」
  • 2月「枝垂淡紅梅」
  • 3月「桃花図」
  • 4月「春日」
  • 5月「鯉」
  • 6月「花菖蒲」
  • 7月「額紫陽花」
  • 8月「夕顔」
  • 9月「芙蓉花」
  • 10月「秋季」
  • 11月「小菊」
  • 12月「寒牡丹」

ロビーの飾り付けら。

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襲名公演が好き。「襲名」とは、代々受け継がれる芸名(「名跡」)を引き継ぐこと。この「襲名公演」の披露興行は、後援会、御贔屓筋、劇場関係者、マスコミ、等へのお土産や心付け、そしてご祝儀、莫大なお金が行き交うビックビジネスなのだが、その華やぎが伝わってくるようで、一観客の私は口上含め大好きなのだ。市川新之助から大名跡の市川海老蔵を襲名したときはものすごい騒ぎだった。

3階:劇場1階席

さて、お待ちかねの劇場席。一番に目を惹くのがこの緞帳(どんちょう)。

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緞帳の題名は「有職麗華(ゆうそくれいか)」。「有職文様」とは、平安時代以降、公家の装束や調度などに使われてきた伝統的文様のことで、唐の文化として奈良時代に移入された後、平安時代に変形および固定されて、家柄によって特有の文様を使用するようになった。大陸の香りを残しつつ、「柿色」、「萌葱」、「山吹」といった日本古来の色彩をふんだんに取り入れた、華やかで優美で圧倒される見事な緞帳である。

 

座席の見え方

松竹座座席表

気になるところはやっぱり座席位置。松竹座は全部で1033席。このように分かれている。

1階:553席
2階:282席
3階:198席

松竹座 座席

 

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前の緞帳は、この8列17,18番から撮影した写真(座席表で赤で示した部分)。松竹座は狭いので、後方席でも十分に楽しめるが、8列目だとオペラグラスは完全に不要。役者の顔も本当にすぐ側にいるようにくっきりと見える。

やっぱり花道

でも、劇場の肝はやっぱり花道(ピンクで示した部分)。松竹座は、本花道の他に仮花道も設置されており、オーケストラ使用時はピットもできる。天井埋め込み式宙乗りレールは2基。廻り舞台の中は、素早く転換する大小7基のセリが内蔵され、2分割のスッポンも設置。

*セリ

舞台の一部が上下する仕組みのこと。廻り舞台には「大セリ」や「小セリ」があって、建物全体が上下したり、演者が出入りしたりして、迫力ある楽しい舞台を演出する。

*花道と仮花道

舞台の下手にある通路が花道です。舞台と同じ高さで客席を通って、舞台と花道のつき当たりにある鳥屋(とや)を結ぶ。演目によっては、花道と平行して上手にも仮花道が設置される。

*スッポン

花道の舞台寄りにある小型のセリです。妖術使いや妖怪や幽霊などが登場したり退場したりする場所で、歌舞伎ではよく現れる「人間以外の」空想の生き物が、スッポンのセリからだんだんと登場するのである。煙などが焚かれることもあり、怪しさがさらに倍増する。

 

2016年8月2日(火)~26日(金)には、関西ジャニーズJr.総出演の「ANOTHER & Summer Show」が上演される。歌舞伎だけでなく、ジャニーズもこんなに間近に見られるのはファンにとってとても嬉しいことだ。花道辺りに座席が確保できれば、すぐお隣。握手もしてくれるかもね。



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