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Planned Happenstanceって?

聞いたことある? 計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)とは、スタンフォード大学のジョンD.クランボルツ教授が提案したキャリア論に関する考え方のこと。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。

だという。

世のビジネスマンやキャリア女子たちは、ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」流の考え方や、3年手帳、5年手帳なんかが好きな人が多い。

それらを否定するものではないけれど、私は、クランボルツ教授のいう「計画的偶発性」なるものの方に心惹かれる。

 

今までの人生を振り返ってみよう

たとえば、ある日の合コンに出かけなければ、おとん、と出会うことはなかった。「180cm以上の一流企業のイケメン」とかの条件を追い求めて結婚したわけではない。

結婚して、無職になって、さて働きたいなと考えて、英語以上にお金を費やした洋服関係の仕事をして、将来セレクトショップなんか開きたい、飲むのが好きなので水商売(ホステスさんではない)の修行をしたい、などとぼんやりと考えていた。スナックを開いている叔母さんでもいて、雇われチーママでもしない?と言われたら、「うん、やるやる」と言って、今では小さなワインバーでも開いていたかもしれない。

その後、いろいろあって、なんとなく拾ってもらった特許事務所で、「特許」の「と」の字も知らなかったけど、特許翻訳なるものを知った。しばらくして、事務所の所長さんが急死して、フリーランスになることになった。あまりの税金の高さに、ふと「あ、会社にしたらどうかな?」と思って、いきなり税理士事務所に相談に行った。研究も計画も1週間もしなかったと思う。

そして、今。10年後、5年後、3年後、の自分がどんな仕事をしているか、翻訳業を続けているような気もするが、断言はできない。半年、1年、あるいはそれ以上の目標を定め、それを実現すべく努力することは必要で大事だと思う一方で、変化し続けていく、社会や、自分を取り巻く環境に、柔軟に対応もしていきたい。

 

何を、どうやって選ぶのか

キャリアは自分が計画していなかった場合が多い。偶然が偶然を産み、出会いが出会いを産み、人生は変わっていく。それは「計画された」偶然であって、その一つ一つはもしかしたら、偉大なる意志のようなものが働いているのかもしれない。

仕事を選ぶとき、私は「あ、やってみよう」という思いつきや、好奇心や、遊び心で構わないのではないかと思う。それは始めたことをいい加減にしろというのではない。翻訳をとってみても、軌道に乗せ、依頼を継続的に受けるのは簡単なことではない。地味な作業を延々と続ける根気が必要である。でも、始めるきっかけは閃きでいい。人生の中で、度々迫られる、小さな、または大きな決定が、計画的偶発性を招く。

 

Planned Happenstanceを起こすために

その計画された偶発性は以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられる。

4つのステップ

  1. Clarify Ideas:自分の興味を惹かれること/関心事を明確にする
  2. Remove the Blocks:障害を取り除く(出来ない理由ではなく出来る理由を考える)
  3. Expect the Unexpected:思いがけないチャンスがくると思って心構えする
  4. Take Action:必要な準備をする&好機と見れば掴まえる

5つのスキル

  1. Curiosity:好奇心
  2. Persistence:継続性
  3. Flexibility:柔軟さ
  4. Optimism:楽観的であること
  5. Risk-taking:リスクを取ること

偶然に飛び込むことで、思ってもみない道が開ける。頭を柔軟にして、常にフットワークを軽くしておくことで、思いがけない成功に出会うこともある。ガチガチに固めた計画ではたどり着かなかったところへ。

 

キャリアパスに悩んでいる人々の参考になれば幸い。

 

神戸大学大学院経営学科の金井嘉宏教授は「行き当たりばっちり」(笑)とおっしゃられているが、ものすごく同意。

 

 

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